浦和の市民会館
2021.02.13
浦和市民会館ではなく正式名称は<さいたま市民会館うらわ>というのだということを今頃になって知りました。さいたま市になってから大宮市民会館他と紛らわしくなったからなのでしょうね。3月末で閉館、入り口にはカウントダウンの「あと何日」という表示があり、一階ロビーでは「ありがとう50年/思い出の市民会館うらわ展」ということで昭和44年の起工式、昭和46年の落成式などの写真が展示されています。

2月11日に、ギターの飯泉氏とバイオリンの専光市によるタンゴの演奏会を8階のコンサート室で聞いてきました。今回で19回なのだそう。市民会館閉鎖やコロナ禍であることを考慮して、「当分演奏活動は休止になるけれど、再開することが決まったらお知らせします、それまで皆さんコロナにかからないように気をつけてお元気で!」と結ばれていました。このコンサート室では私自身もフルートアンサンブルの演奏会があったり、いろいろ思い出があります。

飯泉氏は浦和にお住まいのタンゴやチャランゴ、ポルトガルのファドにつかわれるポルギの演奏家。昨年3月に埼玉会館でピアソラの映写会が2日間あって、2日目に飯泉氏のギター演奏があるというのでギタリストのお友達を誘って聴きにいく約束をしていたのですが、1日目は上映したのに2日目からコロナで休止になったのでした。いつだったのか?と調べてみたら2月28日でした。グループラインで<埼玉芸術劇場で3月にピアソラの映画の上映があること>を知ってホームページ見てみたら、今回も飯泉氏の演奏が一回だけあるようです。見逃した映画なので見たいですが、映画のお部屋って締め切っていますからちょっと心配。見に(聞きに)行こうかどうしようか迷っているところです。

緊急事態宣言中とはいっても、スタジオ前の商店街は人通り多く、いつも通り。伊勢丹の駐車場待ちの車の列もずらりと繋がっています。スタジオは定期利用以外のご利用はなくて開店休業状態。公民館が閉鎖になって従兄弟の長男が教えている空手教室ができなくなってしまって、入会したばかりの子もいて場所探しに苦慮しているということで水曜日の夜、緊急事態宣言がおわるまで数回に限って無償提供することになりました。稽古着をきた可愛いお子さんたちがスタジオに出入りしていますが、「プラネットは貸し出し先がなくて行き詰まって、ついに空手にまで貸すようになったのね。」と思われても困るのでブログに書いておこうと思った次第。先日見学していたら、小さいお子さんたちの真剣な演武、とても愛らしく微笑ましかったです。

開店休業状態で「こんな時期に新規申し込みもなさそう」と留守番電話のチェックをしていなかったら、10日前にご連絡くださった方がいて平身低頭してお詫び、留守電も「緊急事態宣言につき休業中。御用の方はホームページからメールでお願いします。」などと録音しなおそうかと思ったりしているところです。お問い合わせいただいた方に「部屋の図面はホームページに出ています」と申し上げながら、「ブログの更新もとどこおったままだった」と思い出して書いている次第。
2021.02.13 09:25 | 固定リンク | 地元の話題
今年の12月のスタジオはご利用が少なくて
2020.12.04
前回のブログでご紹介したジャズボーカルの会、10月には入念なコロナ対策をなさって久しぶりに無事開催できたのですが、新型コロナウイルス第三波到来ということで、ご予約いただいていた12月もキャンセルになりました。足踏みでアルコール消毒できるように手作りされたものまで準備なさって、ヴォーカルで使うマイクを交代で使う前にはそれで消毒なさるような念の入れ方でしたのに。

例年12月はスタジオが一番活況な時期。昨年この時期にご利用の方たちから「来年の予約も」と申し出があったときに「半年前からのご予約になっております。」と申し上げて「では予約受付時期になったらご連絡しますね」と言われたのでしたが、さすがにこの時期に人が集まるようなことは無理とあっでお申し込み1組だけです。定期利用の方に細々貸出を続けている状況です。


一月からは第二第四土曜日に、大宮の読売カルチャーからジャズピアノのお教室が移ってこられます。コロナ騒動の前でしたら土曜日のご利用を希望される方が結構いるので月に二回午後が塞がってしまうのはどんなものかとためらったと思います。今のこの状況でしたら、もともとお申し込みには第二希望まで書いていただくことになっていますから、たいていの方は土日で希望を出してこられるので翌日の日曜日でご予約承れるのではないかと考えています。ジャズボーカルの会が再開されると第四日曜日ですので第四の土日のご予約は無理になります。


ピアノの出番がなくて可愛そうと思っておりましたが、今月は個人利用の方のご利用が二回ほどあります。象牙の鍵盤はアルコール消毒できないので、演奏前に手洗いの励行をお願いしています


自動演奏のピアノの話題を書こうと思いながらなかなか書けずにおります。先日、大宮のさくら館さんのご案内で実際の自動演奏ピアノを聴いてきたところなので、印象が薄れないうちにブログに書いておこうと思っております。
コロナ対策をしながらのスタジオ
2020.09.27
前回のブログに書いたスタジオでのジャズボーカルの会の再開を考えている主催者が<コロナ対策のための下見>に昨日スタジオに来られました。スタジオは空調機連動の換気扇が三箇所天井にあるのですが、蚊取り線香を持って来られて、煙の流れ具合や吸い込み具合などを検証なさったり細かい下見。これまではピアノトリオの生演奏で歌う人は12名だったのを8名に減らしてということで募集をかけたら11名希望者がいてキャンセル待ち3名になったのだそう。参加者が減って会費も減りますし、スタジオ側も<コロナ価格>ということでほんの気持ちだけお値引き。

ベランダ側の窓を開けて対角線上になる楽屋側の裏口をあけると空気の通り道ができるということで「これなら人数を減らして再開可能」ということで下見を終えて帰られました。帰られてから気が付いたことに、その裏口付近にはスタジオに飾る絵が収納してあるので裏口を開けておくとちょっとマズイ。帰宅された頃に「収納庫にお預かりしているドラムセットと、裏口付近に置いてある絵画を入れ替えたい。ついては、この際だから収納庫の整理をしようと思う。」とお伝えしました。ドラムセットは裏口を開けるときには出して使っているので問題無いわけです。

収納庫には背もたれのない補助椅子やテーブル、山台(組み立てステージ)マイクスタンド、譜面台などなど。それを一度全部出して整理してスッキリ入れ直そうと考えた次第。便利屋さんを頼もうと思っている話をしたら,主催者のN氏が「お手伝いしますよ」ということで、それも助っ人まで探して連れてきてくださって、早速きょうの午前中にその作業をしました。「力も貸してほしいけれど、頭も貸して欲しい。使いやすい収納を考えて欲しい」とお願いしました。

きょう作業をしてみて「便利屋さんじゃ、とてもこんなワケにはいかなかった。」と思いました。床に敷く梱包材のプチプチした物から絵が入った箱を縛る紐やハサミなど一式準備くださって、それに何をどこに置くかをテキパキ判断してくださって「そんな風に置くテがあったか!」みたいな場所をみつけて次々置いていきます。これが便利屋さんだったら「指示してください」と言われて、私が「え〜と、それはそこではなくてあちらに。あ、やっぱりこちらに。」みたいな要領悪い指示をしていたら3時間はかかったであろう作業を半分の90分で終えました。N氏を慕っている助っ人の方も「謝礼は要らない」ということだったのですが、それではこちらも何か考えてお礼の品を用意しなくちゃで難しくなるというこちらの事情も汲んでいただいて、少額で良いということで全くの厚意でボランテイア作業をしていただいたようなことでした。

スタジオのご利用者でなければこんな風に<使いやすい収納>について考え付かないでしょうし、すごく有り難かったです。N氏の話だと、楽屋と裏口の間にある扉をベニヤのような安い扉にしてその扉に換気扇をつけて裏口をうっすら開けておけば一般のミュージシャンに貸し出せるのではないかとのことでしたが、そこまでする元気はちょっとないなぁと思ったことです。この状況はいつまで続くのでしょうね。ハードは提供できるのだから、こういう会場を探しているミュージシャンや企画なさる人との出会いがあったらと願っているところです。

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