スタジオへの想い ほか
2025.03.30
スタジオのスリッパの消毒と来場者の入り口でのアルコール消毒をやめました。マスクをしている人が増えているのは<花粉と黄砂対策>のようですものね。<BULL/心を繰る天才>のシリーズ5の最後の方を久しぶりに見ているのですが、出演者一同マスクしていて「コロナ禍での撮影。」と思いながら見ています。欧米人の出演者が色とりどりのマスクをしているのは何とも不思議な感じです。男性は黒が多いですが、女性はお洋服とコーデイネイトなさってます。

スリッパに話戻ります。スタジオのオープニングまで<スリッパの会場にするかどうか>迷いました。床は美容院などでつかうような靴のままでも大丈夫な素材で、入り口で室内との段差があるのは階下との遮音の為。靴のまま入れる会場にすることもできたのですが、今にしてみると汚れや傷が少なく、スリッパの会場にして良かったと思います。ギリギリまで迷ったので、スリッパラックと下駄箱を作っていただいての設置はオープニングの日直前でした。

スタジオをこの先どうするかで悩んでいて「誰か良いカウンセラーはいないかしら?」と友人に聞いたりしておりました。92歳の現役モデルさんや、90歳過ぎてフィットネスインストラクターのタキミカさんのことなど聞くと「90歳でも矍鑠と(かくしゃくってこういう字なんですね)してスタジオを続けていられたらいいなぁ」とも思ったりもいたします。カウセラーに相談するといっても、スタジオの現状がわからないと話にもなりませんし、こういうことは自分で見極めるしかないのでしょうね。その意味でもブログに書いてみようと思います。

一番は、自分の身になにかあったときに、演奏会や発表会当日、スタジオの前で「どうしちゃったのかしら?スタジオ開いてない」みたいな迷惑をかけたくないということ。中山美穂さんの突然死、入浴中に亡くなるような人が2万人もいて交通事故の3倍という記事を読んでびっくり。そんな事態を避けるために入り口に暗証数字で開くクリオロックを取り付けて、「最悪、中に入れればなんとかなるだろう。」というようなことにしてみたのですが。

二番目は、心を尽くして作ったスタジオはビルと寿命をともにするぐらいこの形のまま残したい。昔ながらの言い方をすれば「私の目の黒いうちに」。多少の変化は仕方ないでしょうし、名称も継承してもらわなくて良いけれど、この空間を<気に入って活かして大事にしてくださる人>に引き継ぎたい。

当初はもっと気楽なことを考えておりました。車を誰かに貸すみたいに、スタジオの鍵を我が家に取りに来てもらうようなこと。周囲に音楽に関わる知人が多かったので、そういう人たちに貸すような。でも蓋を開けてみたら誰も借りてはくださらないし、地元のサンリビングで紹介していただいてからご利用者の口コミで広がったようなことでした。空調や照明、ピアノの位置ほか、貸し出しには自分が立ち会わなくちゃならないし、会場説明をする下見も必要みたいなことで。振り返ってみると<スタジオごっこ>みたいだったのが、「よくぞ右も左もわからない中でここまで来られた。これもご利用者に恵まれたからこそ」と感謝の気持ちとともに感慨深く思います。
プラネットででフルートの発表会 
2025.03.06
一昨年から(故・長谷川博先生の)姉妹弟子だったY先生にフルートを習い始めて、昨年暮れにアンサンブルの会に初めて参加させていただきました。今年は発表会(個人の演奏中心)に参加させていただきます。他の会場がとれなくて、プラネットでの発表会ということになりました。

先生のご主人がアンサンブルの会のブルーレイを作ってくださったのですが、カメラを会場の三箇所にたてて、映像も音もプロの仕上がり。ジャケットの表面は全員合奏の写真で、それに参加しなかった私のような何人かは内側に二重奏や三重奏の写真を載せてくださっています。考えてみたら、自分の演奏の録音は練習の時にしますし、知人のピアノと合わせるような時にスマホで動画撮ったりということはありますが、プラネットでのフルート演奏の映像って20年ぐらい前のそれも私のビデオカメラで撮ったようなものだけ。今回、プラネットでの発表会のちゃんとした映像を創っていただけたら、スタジオをやめた後にも良い思い出、良い記念になると思ったりしているところです。

発表会では久しぶりにアルトフルートを吹く機会も作ってくださったのが嬉しいです。2012年に前のアンサンブルが解散になってからアルトフルートを吹く機会もなく、フルート奏者の多久氏が主催する低音楽器だけのアンサンブルに入ろうかと演奏会を聴きに行ったりしたこともあったのですが、曲の多さとハイレベルの演奏に気後れして断念。今回、久しぶりに渡された楽譜を吹いてみたら「アルトフルートってこんなに重たかったかしら?!」毎日少しづつでも吹いて(演奏の技術以前に)「重さに慣れなくては。」とちょっと焦っています。久しぶりにアルトフルートを調整にもだしたところです。

話変わって、久しぶりにギターの楽譜を引っ張り出してみました。二人の先生にギターを習ってレッスンをやめた後、マリアデュオの「ネパール子供達にギターを」というクラウドファンデイングに協力したのをきっかけに、浦和でのライブでお二人とお近づきになって、そのうちのお一人の藤森洋子さんと親しくなりました。「せっかくならおしゃべりだけしているよりギターも教わりに」とお邪魔したりスタジオに来ていただいてネパール料理の店にご一緒したりしたのでしたが、それが2019年ともう6年も前になるのかとびっくり。2020年からのコロナの時期には、時間が止まったようで、マスクが店頭から消えたり、あの騒ぎはなんだったのでしょうね。

ギターを始めたことについては「考えが甘かった」とつくづく思います。カヴァテイナに憧れたのでしたが、大人になるまでピアノを全く弾いたことがない人がショパンやリストを弾くようなものですものね。‥というようなことを周囲の人に話しときに「漁師さんでカンパネラを弾けるようにまでなった人がいる」との話を聞きました。そういえば映画化されたような?とネットで見てみたら今年の1月から九州を中心に上映が始まったようです。それこそクラウドファンデイングだったり大勢の人の後推しがあってできた映画のようです。首都圏だと高崎で3月20日から30日、それ以降は高崎では4月4日からだったり渋谷でも上映されるみたい。これも何かのご縁なので見に行こうかしらと思ったところです。

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