フルートアンサンブル その後
2025.05.25
浦和駅西口の再開発ビル、スタジオの窓からも見えるぐらい(他の建物にさえぎられず)高くなってきました。27階建、住居は525邸、一番広い部屋は100平米強あって、3億とも4億とも言われています。どういう人が住むのかしら?と思ってしまいます。市民会館は複合施設の3階4階に令和9年4月オープンとのこと。中ホール、小ホールもできるようで、50席の小ホールはちょうどプラネットと同じぐらいのサイズ。100席の中ホールも使いやすそう。

フルートの発表会に向けて4曲のアンサンブルの練習、きょうはプラザイーストの第一リハーサル室、私は初めてでしたが10数人のアンサンブルにちょうど良い広さでした。パルコの上に中央図書館ができる前は、プラザイースト内の図書館を時々利用しておりました。当初はレストラン山口(だったような?)が2階に入っていて図書館帰りにランチをいただいたこともあって、懐かしかったです。股関節症の状態が悪かった頃には、地下の駐車場から杖をついて一階の図書館まで歩いていたような記憶があります。跛行はしていますが杖なしで両手に荷物持って歩けるようになって良かったです。


私のアルトフルートは、以前所属していたフルートアンサンブルの指導者が他の楽器に買い替えるようなことで「誰か使う人はいませんか?」ということで中古で購入したものです。アルトフルートには頭部管がまっすぐなものと水道管のU字管のように曲がったものとあって、私のは後者。普通のアルトフルートより半音したのFISまでで出るキーがついていて足部管が長いので、ただでさえ重いアルトフルートはその分重い。一人で練習していると20分も吹くと「重いくてシンドイー」となっちゃうのだけれど、全体練習では緊張しているためか重さを感じずに吹くことができます。でも午前中の練習だけで、集中力無くなりそうなのに、発表会当日、きょうと同じように午前中リハーサルして、午後本番なんてフルート吹く体力、集中力もつのだろうか?とちょっと心配。


フルートはどんどん腕がにぶるので「せめて現状維持」と思って一昨年から個人レッスン再開したのですが、こんな風にアルトフルートでアンサンブルにも参加させていただけるなんて思っていなかったので、すごく嬉しい。休符が長く続くと、どこで入って良いのかわからなくなりそうなところ、お隣にリズム感の良いベテランのアルトフルートの方がいてくださるのもありがたい。低音を支えるチェロとファゴットもはいってくださるアンサンブルは雰囲気も和気藹々で幸せな時間になっています。フルート辞めないで続けていてよかった!
フルート その後 ほか
2022.09.01
8月は一回もブログ更新しないままになってしまいました。気になっていた伊東から熱海に越されたSさんのブログが5月で更新されなくなって心配していることを前回書きましたが、さきほど見に行ったら8月の始めに3か月ぶりに更新されていました。コロナ禍での閉塞感について書かれていましたが「他に趣味もないので習慣で毎日フルートを吹いている。」と書いてあって「えらい!」と思いました。私はフルートレッスン終了してから糸の切れた凧みたいになって、楽器組みたてて吹き始めればそれなりに楽しいのですがそこまでが億劫になってしまっているようなことで。

フルート、以前入っていたフルートアンサンブルに復帰することも考えましたが、6月に同じ主催者がなさっている他のフルートアンサンブルで「誰でも参加できるお楽しみ会」のようなのがあって、張り切って参加。楽しかったけれど終わったらぐったり疲れて帰宅して寝てしまったのでした。アンサンブルで長時間フルート吹くのは体力的に無理なのかもしれないと思ってみたり。一つには大勢で吹くので<フルート用マスク>を皆さんなさっていて、私も用心のために持参したのを使ってみたのですが、マスクの中で自分の口がどこにあるのか探るような使いにくさ。とてもフルート用マスクには慣れそうもありません。お楽しみ会だったので次々と楽譜渡されて初見で吹くようなことも久しぶりで疲れたようにも思います。でも参加者のお一人が「ちゃんと音が出るだけでも羨ましいです。」と声をかけてくださって、音楽的なセンスはさておき、とりあえず楽譜見て吹けるだけでも楽しいはずだと思ったりいたしました。

7月は精神的に鬱っぽくて困ったなと思いながら過ごしておりました。一年中晴れの日がつづくわけではないように精神的にも晴れたり曇ったりがあるのは自然なことだと思ってはいるのですが、前に書いた、こういう時に電話すると気持ちに寄り添ってあたたかく話を聞いて、小さく縮こまっている心を広い海原に解き放つような<視点を変えるきっかけになってくださっていた友人>が亡くなってしまったこと、年に3回ぐらいしか話していませんでしたが、その存在がいかに大きかったかとあらためて思ったりしておりました。

清里にドイツ製の波動の機械をつかって細胞レベルの調整をしてくださる方がいること、昨年初めて体験して平和で穏やかな気持ちになったことを思い出しました。「みなさんそうおっしゃいます。その状態を<凪/なぎ>と言ってます。」確かにその語感がぴったりと思ったのでしたが、今回は期待が大きかったせいもあってか、その平和な気持ちにはなれませんでした。乗馬クラブで紹介していただいた方で、馬や犬のヒーリングを中心になっています。人間だと暗示にかかるようなこともあるかと思いますが、お馬さんや犬が細胞レベルから癒されて元気になるのだったら人間にも良さそうですよね。涼しい清里で一泊と思ったらトップシーズンでどこもいっぱいで一人旅受け入れてくれるような所が皆無、あっても値段がとびきりたかかったりで断念して、甲府の湯村温泉の足のリハビリで通っていた頃に常宿にしていた所まで戻って宿泊、甲府に越した知人に会ってきました。サドヤワイナリーの昔はワイン貯蔵庫だったという地下を資料館にした部屋の数々、ワイン樽の貯蔵庫などを案内するツアーを申し込んでくださってあって久々のおしゃべりも含めて気分転換と刺激になりました。




これまでのフルートアンサンブル レッスン
2022.07.17
フルートアンサンブルの指導者だったO先生にフルートを習い始めて何年になるのだろう?と思ったのですが記憶がさだかではありません。15年ぐらいになるのかしら?コロナになってからもオンラインレッスン続けてきたのですが、この度、終了となりました。「オンラインレッスンに限界を感じて止めることにしました。」とのこと。対面でのレッスンでは通奏低音部を二重奏みたいに吹いてくださったりしていたのが、オンラインだと微妙な時間差があってできなくなったりしておりました。3年前からはひょんなことからオカリナも習い始めたところでしたのでレッスン終了は残念です。

フルートのO先生との出会いは20年近く前、12、3人のフルートアンサンブルに入れていただいてからのこと。徐々に人数が増えて30人ぐらいの大所帯になって2012年に発展的(?)解散。それぞれが他のアンサンブルにも入って活動しているからというようなことで。解散コンサートをするはずだった2011年に東日本大震災があり2012年に芸術劇場の多目的ホールで解散記念の演奏会をしたのですからちょうど10年前になるのですね。

私も当時はスタジオで少人数のアンサンブルのレッスンをうけていました。最初はフルートアンサンブル主催者のご夫妻とSさんと4人でスタジオでO先生からのレッスンを受けておりました。最初のレッスンは忘れもしないアイネクライネナハトムジーク、大人数のアンサンブルだと同じパートが数人いますが4人でのレッスンは各パート一人、落ちちゃったらそのパートの音が無くなりますから責任重大。その後、主催者ご夫妻がやめられて、二重奏のレッスンがしばらく続いた後、一人入られて三重奏のレッスンをしていただいておりました。私が伯母の葬儀などで疲れ切っているときに感情爆発させちゃったことが原因で解散になりました。最初からの一人は(伊豆の)伊東に越してからもレッスンに通ってきてくださっていたのに本当に申し訳ないことをしたと思います。今でもたまに彼女のフルート中心のブログを「元気でフルート吹いているかしら?」と読みに行ったりしています。5月中ばから更新されていないのがちょっと気になっているところ。

月に一度のその大所帯のアンサンブルと四重奏の他に、同じ主催者がなさっている月に2回のアンサンブルにも入っていました。そちらはアルト、バスに加えてコントラバスフルートまではいる大掛かりなちょっとレベルの高いアンサンブル。合計すると月に4回、アンサンブルで吹きながら個人レッスンも受けていたその時期が生涯で一番フルート吹いてきた時期だったかもしれないと思ったりしています。今はどこのアンサンブルにも入っていませんしレッスンもやめてしまうと、この先フルートちゃんと吹いていけるだろうか?と思います。

20代で一度、長谷川博先生からレッスン受けたヘンデルのフルートソナタ全曲を数年前からO先生にレッスンしていただいて、「若い頃にはこんなふうに深く感じとれていなかった」と思って「年をとるって悪いことばかりじゃない」と思ったりしていたのでしたけれど。若い頃に音大受験生ばかりの中でのレッスンでエチュードをたくさん真面目に練習した頃の貯金で今はフルート吹いているような気もしています。今後はひとりで現状維持していけるかどうかが問題になりそう。
仙台のスタジオプラネット
2022.02.12
仙台のスタジオプラネットは、本来バレエのお稽古場だったものを集会場のような形で皆さんに使っていただくようになさったのもの。ホームページはありませんが、かなり前に検索してみたらチェンバロを運び込んで演奏会をなさった方のページがヒットしたことがありました。お友達が送ってくれたプラネットの看板の写真、プの小さな丸が輪のついた土星になっています。

仙台のスタジオプラネット主催者Tさん(前のブログに書いた故人)は、実は私の初恋の人。私が小学校5年生のとき1学年上に転入してきました。私が習っていたバレエの先生の妹さんが三人のお子さんを連れて、お姉さんである先生を頼って仙台に来られたのでした。都会の香りをさせた垢抜けた美少年でしたから「んだ、んだ(そうだそうだ)」みたいな仙台弁の同級生の男の子とは別格に見えました。卒業式のリハーサルに5年生の私は在校生代表で参列、中学生の白い詰襟姿の6年生が大人にみえて、密かに誰にも打ち明けることなく憧れておりました。

Tさんは中学に進学して学校は別になりましたが、週末の土日にバレエを習いに行くと姿をみかけました。バレエ教室のクリスマス会ではお隣の席になって、ちょっとだけ言葉を交わしてドキドキときめいたり。一年後に私は同じ中学に進学。あるとき職員室の前の黒板に「〇〇横浜に転出」というのが書き出されているの見て「これで生涯会うこともないのだろう。」とたまらなく悲しかった。

それから数十年後、酒田に一緒に旅行した仙台の友達に宿で「もう時効だから話すけれど、私の初恋の相手って一学年上のT君という子だったのよ。」と話したら、「T君はバレエの先生の養子に入られて、今、民生委員で一緒に地元で活動している。」と聞いてびっくり。T君がちょうど絵画や造形の個展を開くということで、展覧会見に行きながら会ってみようかとも思いましたが、当時の<目の綺麗な美少年>のイメージのまま心の中に大切にしまっておこうと会うのはやめました。ひとつには私は脚を悪くしたばかりで杖をついて跛行していましたから、そんな自分を見て欲しくないという思いもありました。

その後、バレンタインデーには「初恋の相手にチョコレートが贈れるなんて幸せ!」と思いながら送りつづけ、年に二、三度、落ち込んだり何か共感を分かち合いたいことがあると電話しておりました。電話で話すだけだったおかげもあってか、いつのまにか他の人には話せないことも相談できる兄のような存在になっておりました。最後の2月1日の電話では「映画<男と女>の続編ができたことを話しました。<男と女>は1966年の映画、その後53年後の2人が再会するストーリーを自分達に重ね合わせたりして。you-tubeで流れるイントロを聴くとなんだか泣けてきます。
ホームページ4月ちょっとだけ改訂/バレンタインのチョコレート
2022.02.12
ブログの更新できずにいるうちに2月中旬になってしまいました。今、スタジオのホームページをスマホから見やすくする改訂する作業をしていただいています。スタジオに上がる正面階段も2階にサイゼリアが入って様変わりしたりで、数枚画像の入れ替えをすることにしました。お申し込みページも簡素化していただくことになっています。最初のホームページに入れてあって、ニフテイのサイトからこちらにお引越ししたときに消した、切り絵作家の丘光世氏に描いていただいたフルートを吹いている(私の)シルエットも復活していただくことにしました。フルート愛好家であることがこのスタジオを造ったきっかけでもありますので。

今、迷っているのはスタジオにwi-fiを備えるかどうかです。スタジオにはテレビのジャック(アンテナ端子)があります。スタジオでテレビを見ることはないので、すっかり忘れておりました。ビル自体にjcomが入っているので、そのアンテナ端子の状況次第ではjcomが使えそうなのです。演奏会をライブ配信なさった方から「wi-fi使えますか?」と聞かれたことがありました。他の人の演奏動画を参考までにyou-tubeなどで見るようなときにも便利そうではあります。でも使用頻度を考えると導入してもあまり活用されないかもしれません。近々アンテナ端子の確認にきていただくことになっているので使えそうだったら考えようかと思っています。

2月14日はバレンタインデー。デパートやスーパーにチョコレートがたくさん並んでいます。プラネット(惑星)のデザインのチョコレートをAmazonで見つけて、仙台でスタジオプラネットを主宰しているTさんに送りました。Tさんが今から10年ぐらい前にそのスタジオを始めたとき、エトワール他いくつかの候補を知人たちに見せた中でプラネットが良いと皆さんから言われたのだそう。Tさんとは一年に2、3度、電話で話すだけのつながり。2月1日に「惑星のチョコレートを見つけた。」「面白そうだね。」ということで送ったのですが、思いがけないことに、Tさんはそのチョコレートを受け取ることなく亡くなってしまい、電話からちょうど一週間後の8日、仙台で荼毘にふされました。

2月1日に電話の最後に「じゃぁ、元気でね!」と同時に口にして笑いながら電話を切ったのに、その二日後に自宅で亡くなっていたということを共通の友人から知らされました。元気な声をきいたばかりだったので全然実感が湧かずにおりました。ポストに置き配になっていたチョコレートはお兄様が持ち帰り、御霊前にお供えしてくださることになりました。バレンタインデーに贈ったチョコレートだったのに‥。写真は自分用に買った同じ品、蓋を開けたところ。蓋の裏側に惑星の名前とチョコレートの味が書いてあります。例えば水星(右から二つ目)はラズベリーキャラメル。

左から順に 天王星/木星/金星/地球/火星/水星/土星

丸く見えますが球体の半分で裏側は平ら。

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