関西方面は本日制限が解除されましたね、埼玉は目標の10万人あたり0、5人以下を満たしていても首都圏として東京神奈川と一緒にまだ自粛が続きます。
プラネットもここのところずっと休業状態
ステイホームでアマゾンプレミアで海外のドラマなどを見ています
昨夜見たコールドケースではエターナルフレームという曲が流れていました。これは1995年のスタジオのオープニングの時、フラワーアレンジ展でスタジオを飾っていただいた展示のBGMとして繰り返し流したオルゴールのCDの冒頭の一曲
この作品は<ガリレオが望遠鏡で夜空を見上げて400年の節目>である2009年に第1番が製作され、その後10番まで作られています。この1月に1番から3番までと7番から10番までが週末などに再上映されています。宇宙の映像も素晴らしいですが、楽曲も背景の映像に合って素晴らしいです。ガリレオが木星の衛星を見つけた話題ではホルストの<惑星/木星>を月の話題ではドビッシーの<月の光>という具合です。一般的に音響はスタジオ製作したものをそのまま使うことが多いのだけれど、この番組では製作したものをプラネタリウムの中に一度機材を持ち込んで音響の確認などをして丁寧に仕上げられたものなのだそうです。音楽も星も大好きな私には最高の作品。DVDが発売されるようなら手元においておきたいぐらいです。夜空のように見上げる映像と、自宅のテレビ画面で見るのでは印象もまた違うのかもしれないと思いながらも。
映画のようなことですから音楽とともに解説も録音されているのかと思ったのですが、映像の方も生解説なのかしら? 番組の途中に「今夜の星空」を解説するコーナーがあってそこは確実に生解説。私は第1話から第3話まで30分の休憩をはさんで見ながら「今夜の星空については3回も同じ解説を聞くことになりそう。」と思ったのでしたが、解説をする担当者によってそれぞれ異なった内容で素晴らしかったです。
私も何年か前の<星のソムリエ>デビューのとき、外で星空を見上げる観望会の前に「今夜の星空」の解説を室内でしたりしたこともあって、ひととおりの季節の星空の解説はできるのですが「とてもこんな風にはできない」と感服しました。例えばオリオン座のベテルギウスが暗くなってきているという最近の話題も取り込んで「こんな風に見えています。」と明るさを変えたり、星の死(超新星爆発)を迎えてなくなると今は綺麗に見えているオリオン座の右肩にあたる部分がなくなって何とも寂しい形になることも実際に投影したりみたいな。
街中では天の川も見えなくなっていますし、天文同好会をやめてから<降るような星空>を見上げる機会もなく寂しいのでたまにプラネタリウムに出かてみたりしていましたが、星座の解説だけのところが多いようで感激するまでのことはないのですが、昨年一度出向いて生解説を聞いてすっかり葛飾プラネのファンになり年間パスポートというのを購入しました。それなのにずっと行けなくて、ようやくお正月に出向いたようなことでした。
先日、天文同好会時代の知人に久しぶりに会ったのですが、シンフォニーオブユニバースのどれかを見たことがあるけれど印象に残っていないとのことでした。人によって好みは異なりますものね。私は3番目の作品で1977年に打ち上げられたボイジャーが暗い宇宙の中の旅をまだ続けていて、太陽系をぬけていくのに4万年かかるということ、「そのボイジャーから今私たち地球の方を見たらこんな風に見えるはず」という場面で涙しました。
ネットで見たらボイジャーに積んであるゴールデンデイスクは異星人に向けて以下のメッセージが刻まれているのだそうです。「私たちの死後」という言葉の中に「人類も宇宙の長い時間の中でほんの一瞬登場しただけで滅んでいくのかもしれない。過去に地球上で栄えた恐竜たちのように。」という思いを重ねてしまいました。
「これは小さな、遠い世界からのプレゼントで、われわれの音・科学・画像・音楽・考え・感じ方を表したものです。私たちの死後も、本記録だけは生き延び、皆さんの元に届くことで、皆さんの想像の中に再び私たちがよみがえることができれば幸いです。」
you-tubeではシンフォニーオブユニバースの 全作品のさわりの部分だけみることができます。ぜひ葛飾プラネで本物をご覧になっていただきたいです。
スタジオが入っているビルの一階、TSUTAYAから代わったスポーツジムは「オレンジセオリー浦和に上陸!」ということで、オレンジ色を前面に出して今盛んにメンバー募集をしています。これまで「TSUTAYAのビルの3階」と説明しても、お店が引っ込んでいてわかりにくかったですが、今度はオレンジが目印になりそうです。室内の入り口付近で会員募集をしていましたが、内装工事がそこまで広がってきて室内は使えなくなって、外にビニールテントを張って会員募集しています。台風15号のような強い風には耐えられないのじゃないかとちょっと心配。
10月から消費税の改定で、スタジオの利用料金も変わります。一例としてこれまで土日の午後枠ご利用の場合、ピアノ利用料込みで18000円に消費税で19440円でしたが、10月1日から19800円になります。ご利用者へのご案内はせずにご予約をいただくときに個々にお知らせしてまいろうと思います。
倉敷は「ひかりは西へ」というキャッチコピーで新幹線が大阪から先へ延びる直前、ユースホステルに泊まりながら行って以来。当時、ガイドブックの紹介を見ながら入ったエルグレコという喫茶店がまだあって嬉しかったです。外から中が見えない造りなのでこわごわ入ってみたら、店内は昭和にタイムスリップしたようでした。昭和38年から続いているとガイドブックに載っていたような‥。今回はアイビースクエアに宿泊。水道の蛇口が下に押すと流れ出るタイプだったので「阪神淡路の震災以前の建物」と思いました。あの震災以降、上に上げると流れ出るタイプの蛇口になったと聞いています。大原美術館にも近いし、白壁土蔵の美観地区にすぐ行けるしなかなか良かったです。
直島はキアヌリーブスがおしのびで来られていたとかでびっくり。直島って海外セレブに人気なのだそうです。知らなかった〜。直島の家プロジェクトの<南寺>は善光寺の胎内めぐりみたいに真っ暗で何も見えなくて、整理券を配られて一度に16人だけ。8人づつ分かれて左右の壁を触りながらそろそろ歩いて‥これ以上書くと映画のネタバレみたいになるのでやめますが「ふ〜む」でした。
ベネッセミュージアムで一番心に残ったのが「100年生きて死ぬ」(だったかしら?)タイトルが付けられた作品で、横4列 縦25列。DIEとLIVE と単語が組み合わされた(LAUGHT AND DIEみたいに)言葉が赤、青、緑などネオンのようにカラフルに点滅する作品。天井が高い部屋に一つポツンと飾られた大きな作品の前で座ってしばらく眺めていたら100個すべてが同時に点灯する瞬間があるのでした。歩きながら鑑賞している人たちは気がつかないで通り過ぎてしまうだけだったと思います。歩き疲れたのでその作品をボーッと眺めていた私は「100歳までは生きないかもしれないけれど、どんな風に生きていきたいか?」と考えずにはいられませんでした。
長くなるのでこの辺で。
下田に来るときは下賀茂温泉か弓ヶ浜の温泉に宿泊しています。双方への道が分かれる叉路に広々とした菜の花畑があってみごと。その菜の畑では毎年、抽選でひと組のカップルの結婚式を町をあげてのイベントのようにして行なっていて、そこに私が通って居る乗馬クラブのお馬さんの馬車が花嫁花婿さんたちの会場までの送迎に使われて居るのだそうです。you-tubeで見たらこれまでの何年かの<菜の花結婚式>が紹介されていました。馬車はどのお馬さんでも牽けるわけではないので、現在馬車を牽いているチェリー君という子が引退してしまったら、馬車での送迎はもう出来なくなるだろうとのことでした。

電車で行くときは、この交差点近くの日野(ひんの)というバス停まで乗馬クラブの車で送迎していただいています。このバス停の前には金目鯛をウリにするような大きな看板をだしたお食事どころがあります。寄って見たいと思いながらいつも時間がなくてあきらめていたのですが、前回ようやく入ってみました。そこのご亭主から下田の玉泉寺内にある<牛乳の碑>のこと、日本に初めてアメリカの総領事館ができたときにハリスが「牛乳が飲みたい」ということになったのだけれど、当時、日本では牛乳を飲む習慣がなかったので大変だったこと。牛を領事館で解体して牛肉を食されたようなお話も伝わって居ることをお聞きしたりしました。
そのお店で荷物を預かっていただいて菜の花畑の中を散策してみました。首都圏からはちょっと不便なところなので観光客も来ておらず、畑の中にしつらえたベンチにひとりで座って一面の菜の花を眺めていたら、安らいだ穏やかな気持ちになって、ふと「天国ってこんな感じなのかしら?」 と思いました。今回、車窓から見た菜の花はいっそう色が濃くなっておりました。(上記の写真は1月9日)来月の結婚式にはさらに華やかになっていることでしょう。その頃には桜並木(河津桜かしら。)も見頃になるのだそうです。
前回ブログを書いてからの2週間の間に2回、下田(伊豆)に出かけてきました。一度は義姉妹4人の旅行で、今回で5回目になるその旅行は末の妹がすべて段取りしていて、海と山交互ということで今回は下田に。私は下田の乗馬クラブに移ったことを姉妹たちに話しておりませんので、スーパービュー踊り子で椅子を4人で向かい合わせにして「遠いわね〜。伊豆の先端ですものね。」などと話しているのに相槌をうっちゃったりしておりました。(遠いことに間違いはないので‥。)オバさん4人車中で話して周囲のヒンシュクをかいたくないと思っていたら、同期会なのか20人ぐらいの私たちより高齢の元気なグループがお酒も入って大声で話していて、こちらの会話がお互いに聞こえないぐらいのことでした。そのグループとは予約しておいた昼食の(金目鯛が美味しいと評判らしい)お店もご一緒でした。
「どうしてそんなに遠い乗馬クラブに通わなくちゃならないのか」ということを理解してもらうのは難しいだろうなぁと思うので話せないでおります。近くの乗馬クラブの情報を調べたり実際行ってみたりしましたが、思うようなところは見つかりませんでした。以前通っていた越生の乗馬クラブに他から移ってきた人たちの話を聞いても「前の所では初心者のグループレッスンで、先頭の馬が走り出しちゃったら後の馬も次々走り出しちゃって、皆が次々落馬する場面を見ちゃったら怖くなっちゃって。」みたいな話を聞かされたり。私だってそういう所には行きたくありません〜。
例えば旅先の宿でも「眺めは良いが食事はイマイチ。」みたいなことで<すべて良い>ということは難しいわけですが、下田の乗馬クラブは私にとって「こんな乗馬クラブがあったとは。」と思うぐらい良いのです。ただし遠い。通えるかどうかわからないので一年だけのメンバーになって車で行ったり電車で行ったり色々試しているところです。でも電車でBOSEのノイズキャンセラーのイヤホンで<音楽を聞かずに周囲の音だけ消して読書に専念する>ということにしてみたら、これがなかなか良いのです。今回も往復で平野啓一郎氏の<空白を満たしなさい>を読んで感銘をうけたところです。(ちょっと残ったので帰宅してから続きを読みましたけれど。)前回はヨースタインゴルデルの<マヤ> この二冊は全く違う話なのに根源的な<生きるということはどういうことか>を読んでいる私たちに鋭くつきつけるようなところと、異次元のような変わった話であることは共通しているようで、「こういう本は家で読むより、本から目をあげると車窓からの眺めという非日常の車内で読むのが良さそう。」と思いながら帰ってきました。