<ジャズの夕べ>のご案内
2017.11.24
スタジオプラネットで10周年になる<ジャズの夕べ>のご紹介をさせていただきます。ジャズピアニストである岩崎良子氏は教会のパイプオルガニストでもあって、お茶の水のカザルスホールでのリサイタルを聴きに行ったことがあります。カザルスホールでのリサイタルもギタリストの高木潤一氏との共演でした。カザルスホールは閉館になったあとどうなったのだろうか?と今調べてみたら<カザルスホールを守る会>というのが著名な作曲家などによってできているようです。取り壊すには惜しいホールですものね。

今回は前にもスタジオでの<ジャズの夕べ>に出演なさったことがあるパーカッションの藤橋万記さんとトリオでの演奏。12月にはこの三人の演奏のCD発売予定もあるそうで楽しみです.

お申し込み/お問い合わせ 090-4718-0571 管家様

ジリオラチンクエッテイのコンサート
2017.11.20
昨日、イタリアの街並み再現したような中にある川崎のクラブチッタでジリオラチンクエッテイのコンサートを聴いてまいりました。昔、何かの本で某ソプラノ歌手が「私の歌を聴いたら人生観が変わるのよ」と言われたというのを読んだことがあるのですが、昨夜のライブは私にとってまさにそんな感じでした。

このブログに「ジリオラチンクエッテイのライブがあることを知った時にはチケット売り切れで、さんざん迷った末に立ち見席を購入した」と書きました。それをご覧になった方から「友達が入院してしまって行けなくなったチケットを差し上げたい。」とメール頂戴しました。16000円もするチケットです。それも初日と二日目と二枚購入されているとのことで、そういうチケットを流通させているサイトがあることを(私も調べて初めて知って)老婆心ながらそういうサイトに出して入院費にあてられた方が‥ということを書き添えて「それでもなお私にとおっしゃってくださるなら19日の方のチケットを」とお返事を書きました。再度お返事がきてお友達から<大ファンである私に>とのことでスタジオ宛にチケットお送りいただきました。

私は足が悪いので、立ち見はフリップステイックという腰をちょこんと乗せられる杖を持参でいくつもりでしたが、「座席に座って見られるならそんな有難いことはない。」と思ってでかけたようなことでした。会場に行ってみたら、前から三列目の中央のお席。指定席は全席同額のようですが、SS席とでも言いたいような良いお席。二列後ろにはジュデイオングさんが、右斜め後方には中尾ミエさんがおいででした。なにしろ特等席。舞台の前の方に立って歌われるので5メートルぐらいしか離れていません。

幕が上がってジリオラチンクエッテイ登場、「悲しき天使」を歌い始めたら涙が溢れてきて、ハンカチで目元をおさえながら聴くようでした。70歳にしての美貌と抜群のスタイル、それに変わらぬ歌声。バックのミュージシャン10人もイタリアでご活躍のかたたち。「初めて日本に来たのは17歳の時でした。」というようなことから英語でのMCも。休憩30分はさんでいましたが5時に始まって7時半すぎまでのステージ。前半だけでも20曲近く歌ったのではないかと後半は曲を数えるつもりで指を折っていたのですが、一曲ごとに熱い拍手をしていたらやっぱり数がわからなくなって、曲の解説が(曲順ではない)のっているパンフレットをみたら28曲。アンコール2曲ありましたから30曲。アンコールは<ボラーレ>と<夢見る思い>で夢見る思いは会場にマイクを向けて「みなさんご一緒に」とゼスチャーで、大合唱となりました。会場は熱気につつまれて、最後は総立ちでの熱烈な拍手。ジリオラチンクエッテイも目をうるませていました。

本来なら聴きに来られてこのお席に座るはずだった方は今頃、病室のベッドでこのコンサートに想いを馳せているであろうことを思って、何度も何度もその方が良くなりますようにということと、見ず知らずの私にチケットプレゼントくださったことへの感謝の波動が届きますようにと祈るような気持ちにもなりました。その方は席が空いてしまうことを気にされてもいたそうなのです。確かに満席なのにステージの目の前にぽっかり一つ空いていたら気になりそうな位置でもあるのでした。歌われるときに何度も視線が合うようなお席でしたから。

チケット送ってくださった方のご住所が福島になっていて、聴きにこられるはずの入院中のお友達は仙台在住とのことでびっくりしました。首都圏の方と思い込んでいたので「外出許可がでて聴きに来られると良いのに。」と思ったのでしたが、仙台からでは‥。二日間聴きに来られるつもりだったということ、ご自分と同じ熱烈なファンの私にチケットをと思ってくださったお気持ち。この世知辛い世の中に「こんなことがあるなんて。」とひたすら有難く感謝の気持ちでいっぱいです。




2017.11.20 09:32 | 固定リンク | 演奏会
続 マリアデユオとの出会い
2017.11.11
「けっこう身近な多文化交流」という同窓会のイベントが北浦和であってマリアデユオからお預かりしたパンフレットと「よし地蔵展」のハガキを出席者31名にお配りしてきました。私は早口だし話し下手なので司会の先輩に紹介をお願いしてあったのですが、私にもその話題をフォローするようにいきなり言われて、クラウドファンデイングで知って協賛したことからの流れ、目標を大幅に達成してギターの贈呈を実現なさったことなどを私なりに一所懸命話しました。北浦和からの帰りの通り道に展示会場のカフェがあって。マリアデユオのお二人が土日は展示会場に詰めているということでしたので、パンフレットを配った報告などしてまいりました。

プラネットで1月21日(日)に英国在住のギタリスト竹内太郎氏の演奏会(三回目になります)があることをお話ししたら、竹内氏と懇意になさっているとのことで、その演奏会を聴きに来てくださることになりました。同窓会のイベントがなかったらマリアデユオのお二人とこんな風にお知り合いになることもなかったと思うと、この流れ、とても不思議なものに思えます。

先週のオープニングパーテイの続きを書きます。

お送りいただいた活動のパンフレットに「眠っている楽器があったらネパールの子供たちに」と書かれていました。タンバリン、フラメンコ用カスタネット、マラカス、縦笛、ブルースハープを寄贈してきました。

タンバリンは、スタジオを始めたばかりの頃に、プラネットに演奏に来られたトランペット奏者の神村英男氏がタンバリンの名手でもあって見事な手さばきで聴かせていただいたのに感激して買い求めたのでしたが、私が真似しようとしても、幼稚園の子が叩くタンバリンのようなことしかできないのに失望して死蔵していたものです。「あら、本物の良いタンバリンね。」とわかってくださって嬉しかったです。

フラメンコ用のカスタネットは、フラメンコを習っていた時に買ったもの。「あらかじめ股関節症になることがわかっていたら、踊りじゃなくてフラメンコギターを習っておくのだった。」と残念に思ったりします。(奥様がバイレ、ご主人様がフラメンコギターでした。)フラメンコ用のカスタネット(パリージョ)はオーケストラで打楽器としての演奏もあって、フラメンコの先生のところに某オーケストラに入る試験をパリージョで受ける予定という男性が習いにきたことがありました。フラメンコって<リズムを聴音して靴音で再現>しながら、<振り付けどおりに踊る>上に、<カスタネットは右手と左手で違う叩き方をする>のです。足に気を取られればカスタネットが乱れちゃうみたいなことで「一度に全部はできない〜」と思いながらフラメンコのレッスン受けていたのも懐かしい思い出です。

フラメンコ用のカスタネットは子供達がつかうようなカスタネットと違うので「使い物にはならないかしら?』と思ってもっていったのでしたが、「あら、これはパリージョよ。」と手にはめて、すぐ綺麗な音をだしてくださいました。マリアデユオの演奏でも使われることがあるのだそうです。パリージョを使いこなせる人のところに差し上げることができて良かった。パーテイでマンドリンや一番弟子の方のギター演奏などあったのですが、差し上げたタンバリンやマラカスを早速つかってくださったことも嬉しかったです。

フルートアンサンブルやめて死蔵しているバスフルートも寄贈したいところ。排水管みたいにU字に曲がっているフルートは子供達に珍しがられると思うのですが、吹き方の指導にネパールに同行するような話も持ち上がっています。お二人ほどバイタリテイがない私に可能かどうか‥。
マリアデュオのお二人にお会いしてきました
2017.11.04
以前、このブログに「ネパールの貧しい子供たちに50本のギターを」というクラウドファンデイングでの呼びかけをなさっているギターデユオのことを書きました。目標の100万を大幅にこえる額を達成してギターの他にチューナーや足台なども購入しての贈呈式を10月になさったことをブログで発信されています。50台のギターによるアンサンブルはまだこれからですが、先に始められていた音楽院の子供たちがネパール、日本、双方の国歌を演奏するところから始まった感動的な贈呈式の模様が報告されています。贈呈式のことが書かれているブログ

クラウドファンデイングに協力させていただいた時には、お二人の演奏会を聴きに行くようなことはあっても、昨日のような親しくお会いするような機会があろうとは思っておりませんでした。この出会いまでの流れがとても不思議なものに思われます。

たまたま今月、女子大のさいたま市のミニ支部で「けっこう身近な多文化交流」という催しをすることになりました。マリアデユオのうちのお一人がさいたま市在住であることを知った私は、その準備会の席でネパールに音楽院を作ったりなさっている話などをしたら「地元でこういう活動をなさっている方もいるということでご紹介したいので、資料があったら貰っておいてください。」とのこと。

上記の事情を書いて「資料があったらお送りいただけますか。」とメールしたら、早速、活動を紹介した三つ折りの資料に添えて、浦和橋近くのカフェ&バルポンテというところで<よし地蔵展>という催しをなさる案内ハガキも一緒に同封されてきました。会期中は在廊なさる日もあることが書いてありましたが、せっかくならオープニングパーテイに参加させていただきたいと電話してご快諾いただきました。

パワフルでエネルギッシュなお二人にお会いするのに気後れしていたのですが、私のことを「ご自分たちと同じ」と言ってくださったのでびっくり。それで思い出したのですが、これまで二度ほど「自分を映し出す鏡のよう」と言われたことがあるのです。きっと昨日は明るくパワフルなお二人を鏡のように映し出していたのだろうと、一夜明けても余韻がさめやらぬ出会いを思い出しているところです。 長くなるので続編を別に書きます。

よし地蔵展

菅原しのぶ(画)藤森洋子(文字) コラボ展 カフェ&バル ポンテ 048−711−9393

平日11時30分から22時30分 毎週水曜日 第二火曜日休業

作者は金土日は全日 在廊 

10日(金)の夜は19時からマンドリンコンサート(赤木奏映)コース料理込み4000円

- CafeNote -