トト ボーノさんのご紹介
2024.11.05
さいたま市民会館浦和の愛称募集の記事を見て「令和9年4月オープン」ということを知りました。取り壊された浦和の旧市民会館の8階には適当な広さのホールがあって、私もそこでフルートの発表会だったかフルートアンサンブルの会での演奏会かでステージに立ったことがありました。そこで練習なさっていたコーラスの方々がパルコの上のコミニュテイセンターのお部屋がとれない時などにプラネットに来られたりしているようなことから「市民会館オープンまではスタジオを続けたい。」と思っているところです。その後は、スタジオの内装をそのまま使ってくださる(居抜き?)音楽関係の方に後をお任せできたらと願っております。

最近、大宮や浦和にプラネットと同じぐらいの規模のホールが出来ています。その一つ、トトボーノさんはプラネットの一本大宮寄りの道沿いにあって、スタジオに来られた方に「こういう所があるんですよ。」と教えて差し上げていたのですが、「よく知らずに紹介するというのも無責任かしら。」と思ったり、「どんな所かしら?」という興味もあって11月3日のクラリネット、チェロ、ピアノの演奏会を聴きに行ってきました。

11月3日はトトボーノさんのちょうど二周年にあたるのだそうで、素晴らしいチェロの演奏をなさる大瀧さんがホールのマダムとしてご挨拶なさっておいででした。内装も照明も素晴らしく、演奏家にとって、音も散らばらなくて(?)響良く<心地よく演奏できるホール>という気がいたしました。天井や壁面もご本人がチェロ奏家なのでこだわりを持って造られたのがよくわかります。「練習用にも貸し出します」とホームページにはありましたが練習に使うにはもったいないような、演奏会用のちゃんとした「音楽ホール」です。

スタジオプラネットはもともと自分が公民館をパンフルートのサークルの練習場所として探していたことに端を発しているので<スタジオ>と呼んでいるように<演奏会にもつかえるけれど本来は練習のための会場>という気がしております。公民館の音楽室では飲食禁止のところが多かったので、「休憩時間に仲間内でお茶を飲んだりもできるように」という思いから<生活臭のない水回りを>と希望してカウンターができたのでした。でも蓋をあけてみたら練習会場としては使用料が高かったようで、いつのまにか「サロンコンサート用のスタジオ」と言ったりするようになってしまったのですけれど。

プラネットはなにしろ三階まで階段ですし、スリッパの会場ですし、トトボーノさんは楽器店の前の道路から直に靴のまま入れるのは便利。場所もわかりやすく、プラネットよりご利用しやすいのではないかと思います。

Tutto Buono リンクが貼れなくてコピーペーストしてご覧になってくださいますように。
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2024.11.05 17:05 | 固定リンク | 地元の話題
祝 彩の国 埼玉芸術劇場 30周年
2024.10.16
埼玉芸術劇場は改修工事も終えて今年30周年とのこと。スタジオは来年30周年ですから一年オープンが早かったのですね。与野市長から初代さいたま市長になった伯父が「与野に素晴らしいホールができる。」と誇らしそうに言っていたのが心に残っています。

30周年記念コンサートとして<祝祭のオールバッハプログラム> バッハコレギウムジャパンによる音楽ホールでの素晴らしい演奏会を聴いてきました。それに先立って鈴木雅明氏のレクチャーがあり、チケットを購入した人は無料という特典つきでした。レクチャーは映像室。プロジェクターで投影するスクリーンを用意しなくても映像室ならそのまま投影できるわけですものね。バッハがカンタータ、ミサ曲、管弦楽曲まで多様な曲を残してくれている中からそれぞれ代表的な曲をプログラムに組み込んで選曲したお話、それぞれの解説も素晴らしく、レクチャーのチケット代無料なのが申し訳ない気がいたしました。

本番での演奏会で、管弦楽組曲のG線上のアリアは「その前の楽章で菅の人たちが大変だったのがお休みできるように、これは弦のためのというより管のための楽章とも言えるかもしれない。」と冗談なのか、本当にそう思えてしまうようなお話も。当時のフルートの音色と現代のフルートの音色があまりに違うので、自分が吹くようなバッハのフルートソナタなどは「当時はこういう柔らかな音色で演奏されていたのか」と思ったり。当時の音に近づけたくて、グラナデイラの(黒檀みたいな)楽器を愛用しているのですが、かなり違いました。

芸術劇場は、20年ぐらい前に地元のフルートアンサンブルに入れていただいた時の練習会場だったので、よく通っておりました。そのフルートアンサンブルの発展的解散(?)の演奏会も芸術劇場で2011年に演奏会をするはずだったのが、東北の震災があったので翌年2012年でしたから、もう10年以上前になるのですね。

話飛びますが、芸術劇場でシェークスピアが上演されつづけてきたこともあって、<彩の国 シェークスピアガーデン>ができています。私は実は東御市にあるシェークスピアガーデンを訪ねようとカーナビに入れたけれど探せず、芸術劇場の方がヒットして初めて知りました。とても狭いので、それを目的に遠方から来られるとちょっとがっかりなさるかもしれません。庭に比して綺麗で立派なリーフレットができていて、それを見ているだけでもちょっと楽しい。

庭園ができる前からあったようなカフェに隣接していて、お茶がいただけるようになっているのですが<現金はダメ>というのが珍しいと思いました。クレジットカードがダメで現金のみのようなお店はありますけれど、現金がダメというお店は初めて。でも現金を扱わないとお釣りの用意もしなくてよいし、売上の計算したりしなくて良いしラクそうではあります。

東御市にあるシェークスピアガーデンは八重原シェークスピアガーデン。<八重原シェークスピアガーデン>という花の絵と戯曲からの一節を紹介した素敵な本をAmazonで購入しました。アートビレッジという別荘地のような所で何人かに尋ねたり、明神池そばのお店で尋ねても皆さん知らなくて、お散歩中のご夫妻に持参した本をお見せしたら「この建物だと、あのイングリッシュガーデンじゃないかしら?」ということで、個人の別荘のお庭で私が訪ねたときにはお留守。ひっそりとなさっているようでした。観光地いうわけではないので大挙してこられたりしたらご迷惑なのかもしれないと思ったりいたしました。
2024.10.16 17:38 | 固定リンク | 地元の話題
久々の更新 パンフルート手放しました
2024.09.21
前回、ブログを書いたのは4月。もう5ヶ月も経ってしまっていることに我ながらびっくりしています。その間、書きたいことがなかったわけではなくて、書きたいことが次々変わってしまうようなことでした。先日、下見に来てくださった方から「ブログも読んでいます。」と言われて、「あらら、更新しなくっちゃ」と思った次第。

書きたかったことというのは、例えば、ファツィオリ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、シゲルカワイ とたてつづけに色々なピアノの演奏を聴く機会があったこと、ベヒシュタインとベーゼンは、その演奏会場だったサロンについても紹介したいと思ったのでしたし。幼な友達との中禅寺湖への旅行では上皇様ご夫妻がお泊まりになったばかりの中禅寺金谷ホテルに宿泊したこと、チェックアウトして帰ろうとしたら「熊が庭にいますので外に出ないでさい。」室内から見える桜の木に小熊が登って枝にたってサクランボを食べていたことも書こうと思ったのでしたし。

私は熊森協会(https://kumamori.org/)の会員でもあって、熊たちが人里に来なくても生活できる森を守ることがひいては私たち人間社会をも守ることにつながるというコンセプトについても書きたいなどと、色々考えているうちに次の書きたいテーマがでてくるようなことで。最近、山肌が削られてソーラパネルが並んでいたりするような景色を見ると悲しくなります。

きょうは、一番直近の<パンフルートを手放したこと>を書いておこうと思います。30年以上前、桶川に竹林を所有されているお宅にうかがって、竹を取りルーマニアにパンフルートの研鑽に行っているパンフルート奏者の大束さんの所に送って、本場の製作者にパンフルートを作っていただきました。「段ボール箱三箱、キャリーに積んで郵便局に運んだのはもうそんなに昔のことになるのか‥」と感慨深く思ったりいたしました。日本からの荷物ですから何か良いものが入っていると思われたようで三箱のうち一箱しか届かなかったんです。それでも5.6本作っていただくことができたのでした。

当時、シリンクスというパンフルートのアンサンブルにはいっておりました。最初はパンフルートでは出ない音域をフルートで手伝って欲しいということだったのですが、私もパンフルートを吹くようになって、自分で製作したパンフルートも手元にあり、その2本を大束さんに託しました。本場で仕上げたパンフルートは美しく、手放すのが惜しい気もしましたが、もう何年も吹いておりませんでしたから楽器も可愛そう。終活にはいっており身辺整理をぼちぼち始めたところでもあります。

そのシリンクスの練習場所の予約をとりにあちらこちらの公民館に出向いておりました。音楽室では飲食禁止のところが多く、休憩時時間に廊下のようなところで自動販売機の飲み物を飲んでいたりするようなことが、今の<軽い飲食のできるスタジオ>を造ったきっかけの一つになっております。
2024.09.21 08:38 | 固定リンク | 未分類

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