明後日はもう新年!
2022.12.30
2022年も明日一日で終わります。ブログを更新しないまま年を越したくありません。「何を書こうかしら?」と思いながらパソコンに向かっています。

前のブログに27周年ということを書きました。スタジオプラネットのお誕生日ということで7周年目の11月にリコーダーの吉澤先生をお迎えしてリュートとの演奏会をしていただいた時から20年にもなるのだと感慨深く思っております。スタジオを始めたばかりの3年間ぐらいはスタジオも空いて暇にしておりましたので、春と秋に自主企画をしておりました。その後、スタジオは活況で受付や貸し出しに追われて忙しくなり、自主企画は7年目のその演奏会が最後。12月のクリスマスシーズンには予約受付の一ヶ月前の11月1日の0時にFAXやメールでのお申し込みが入ってあっというまに土日のご利用枠が埋まっていたことを懐かしく思い出しています。

コロナ禍で演奏会も減って、また当初の頃のように暇になっておりますが、「これぐらいでちょうど良い。」と思います。振り返ってみて「充分使っていただいてきた。」という思いが大きいです。今後の希望としては定期利用のようなことでのご利用が望ましいと考えております。お客さまを招いて演奏会をするようなことだと、初めて来場される方には場所が分かりにくいことと、三階までの階段がネックになりますから。本来なら定年退職になる年齢を迎えてもこうして主宰できていることを有難いことだと思ったりもいたします。始めた頃にはピアノの発表会などのご利用は歳上の先生方や同世代の方が大半でしたが、今は若い人たち、子供の世代ぐらいの方に世代交代しています。



<昭和、平成、令和>と生きてきた私たちの世代、子供の頃に<明治 大正 昭和>の頃の明治生まれの人たちを思うような感じで、若い人たちからは見られているのでしょうね。文藝春秋100周年新年特大号に内館牧子さんの<集まれ!老害の人>という文章がありました。図書館でその<老害の人>を借りようと予約を入れてみたらさいたま市には15冊あって、順番は632番。順番が回ってくるの二年後ぐらいになりそうで、これはさすがに「買おうかしら」と思っているところです。物を増やしたくないのでここのところ本はもっぱら図書館で借りるかkindleにしています。

先の文藝春秋の巻頭随筆に平野啓一郎さんが「作家と百年」という随筆を書かれているのですが、フィギュアスケートの素晴らしい演技を見たときのような印象。上手に表現できないのがもどかしいのですが、スケートなら自分はすべれないわけだから「素晴らしい!」とひたすら感嘆して見ていれば済むのですが、ブログという同じ<文章を書く>という作業をするのが恥ずかしくなるようなことで。あちらはプロでこちらはド素人だから当然のことだとは思うのですが、あまりにも違うので。(平野啓一郎さんの本はKindleではなく本として手元に置きたいと書店で買い求めております。)

では皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
この11月で27周年/皆既月食の思い出
2022.11.10
スタジオプラネット、この11月で27周年になります。まだピアノは入っておらず、旧宅を取り壊す前に、旧宅でフラワーアレンジメント展をしていただいたメンバーに、同じようにスタジオでフラワーアレンジメント展をしていただいたのがスタートでした。

今はダンス教室になっている隣の部屋で川越のスペイン亭のオーナーシェフに出張料理に来ていただきお披露目パーテイをいたしました。旧宅を解体するときに差し上げた物があったのでそのお返しにと無償で出張してくださりオープニングに華を添えていただきました。その会場で、「仙台での小中学校、高校からの友達は一人もいない。浦和に来てからの知り合いがこんなに。」と思ったのでした。そのオープニングに来ていただいた大半の人たちとのおつきあい、今では途絶えてしまっております。フラメンコを習っていた頃の友達、大宮の小学校の日本語教室講師をしていた頃の知人たち‥。

その代わりというと変ですが、スタジオを始めたことで出会えた人も多く、特に女子大の地元の同窓会のお仲間にいれていただいたこと、戸田天文同好会に(数年前に退会)入れていただいたことがなかでもとりわけ大きいです。双方ともにスタジオをご利用いただいたことがきっかけ。

数日前に皆既月食があり、浦和の街中でも大勢の人が空を見上げてスマホで写真を撮っていました。私は天文同好会の人のお誘いですばる望遠鏡を見学するツアーに参加、ハワイ島の山の中腹で皆既月食を観望したことがあります。天文同好会に入ったのは「地平線から地平線までの満天の星空を見上げると人生観が変わる」と言われてオーストラリアのパースへの遠征に参加したのがきっかけ。確かにオーストラリアで見上げた満天の星空は素晴らしかったですが、ハワイ島での月食観望はそれ以上だったかもしれないと思います。

月が地球の影で隠れ始めると、月の周囲には星が見えるようになり、赤く染まった月を見上げながら、周囲は漆黒の闇につつまれます。天体写真を撮影している人たちの邪魔にならないように離れたところで観望していましたが、誰がどこにいるのわからないぐらい。文字通り<鼻をつままれてもわからない真っ暗闇>しばらくして満月に戻ると周囲は明るさを取り戻します。昔の人が夜道を歩くのに月明かりを頼りにしたようなことや<立ち待ち月/寝待ち月>と呼ばれていたのが納得の月の明るさでした。都会で見上げる月食、赤い月はたしかに幻想的ですが街明かりの中で見上げるのですから、あの強烈な月の印象はありません。あの時の凍えるような寒さとともに思い出したりいたします。

スタジオでの数々の素敵な演奏会も宝物のような思い出ですが、ハワイ島での月食観望もスタジオをしていればこそ体験できたことのように感慨深く思うこの頃です。
2022.11.10 13:39 | 固定リンク | 未分類
車と音楽の話
2022.09.05
日産マーチの製造が終了することを、スバルXVの一年点検からの帰りのカーラジオで聞きました。近藤○彦さんの「マッチでマーチ」での発売から40年だそうです。私が最初に乗った車がマーチでした。フラメンコでご一緒だった方のご主人が日産勤務とのことでご紹介いただいて購入。当時、主人は三菱パジェロに乗っており、大きくて私は運転できずにおりました。

パジェロが運転できるようになったのは、前に書いたことがあったかもしれませんが、リュートのM氏のリュートテオルボという長い楽器を運ぶことになったことがきっかけ。パンフルートのO氏とリュートのM氏とのフルートでの共演は、若かったから厚かましくご一緒させていただいたと思います。志木の某団地の集会室のようなところでの演奏会で「きょうは運転手としてきました。」と申し上げた記憶があります。(その後、O氏もM氏も免許取得されています。)運転手させていただいたおかげで、スタジオを始める時にM氏から「スタジオにピアノ置くならスタインウエイを。」とご紹介いただいたので、O氏のご紹介でM氏と知り合えたこと、スタインウエイをお勧めいただいたことを心から感謝しています。

その後、アコード、エステイマハイブリッドと買い換えました。ピンクのエステイマは駐車場でも見つけやすくてお気に入りでした。エンジンをかけると夜空が浮かび上がるようなフロントも。脚を悪くして石和の温泉病院に初めて行ったのがエステイマ、車が好きになったのはその頃のような気がします。自分のお気に入りの部屋ごと移動するような感じで。スタジオのご利用者の方が車関係のお仕事で、エステイマはそのご紹介で購入、私のアコードはその方が乗り続けてくださってました。大きなエステイマにしたのは、当時天文同好会にいて、寝袋積んだり観望器材積んで遠征にいけたらと願ってのこと。股関節症になってしまって、冷えも赤道儀のついた望遠鏡のような重たいもの持つのもダメになってしまって夢はかないませんでした。星空観望の研修会には何度か知人を乗せてエステイマで参加して他の会員の望遠鏡覗かせていただいたのも良い思い出。天文同好会ではプラネタリウムでの<星と音楽のゆうべ>でフルート吹かせていただいたりもしました。

その後、憧れのVOLVOに。北欧の車だし冬タイヤ履いているから大丈夫と思って雪の日に出かけたら、駐車場からでるのに左右に大きくぶれて空いていた駐車場だったから助かったのですが、左右に車がいたらぶつかっていたと思います。信号待ちから発信するときにもぶれるような怖い思いをしたこともあって、あまり長いこと乗らずに四輪駆動のスバルのレヴォーグに乗り換えました。「あの雪の日ではどの車でも無理だった」と後で言われましたけれど。

現在、大宮の旧日赤のあった近くのスバルでお世話になっています。そのすぐそばで<浦和の東口でジャズバーやご自宅でジャズピアノやボーカル教室をなさっていた高本氏>がピアノバーをオープンしていることを知ってびっくり。スタジオをボーカルの発表会でご利用くださっているAさんとそのお弟子さんにおつきあいいただいて一度お店にうかがったことがありました。内装もこっていてグランドピアノを囲むような素敵な雰囲気のお店。先日、そのジャズバーを見上げたら他のお店になっていて「あらー。」ネットで見たら今年の6月に閉店なさったとのこと。コロナの影響が大きかったのだろう、今はどうなさっているのかしら?と思います。ご存じの方がいたら教えてくださいますように。

そのスバルのすぐ裏にあるさくら館さんがスタインウエイを扱うお店で、スバルと同じ系列であることもレヴォーグ購入して、しばらくしてから知りました。スバルにいくとさくら館さんに遊びにでかけたり、代取のIさんがスバルのお店に来てくださったりしています。Iさんのピアノにまつわるお話は楽しくていつまででも聞いていられそう。スタジオに置いてあるスタインウエイやヤマハのカレンダーはさくら館さんからいただいたもの。

私の中では音楽と車が不思議とリンクしているような気がしております。
2022.09.05 09:20 | 固定リンク | 未分類

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