今後のこと
2025.07.21
プラネットは市民会館うらわが2027年4月オープンとのことで、それに合わせて終了を考えております。それまでの期間は終わりに向けてクールダウン、<新規ご利用者への貸し出しは見合わせております。>とホームページの最初に載せております。飛行機でいえば着陸体制にはいったというところでしょうか。

スタジオの「3階まで階段」というのは今の時代に合わなくなっていると痛感しております。スタジオを始めた30年前には浦和駅もエスカレーターもエレベーターもなく階段だけでした。私自身も股関節症になる前で、さほど不自由も感じておりませんでした。今はマンション用のエレベーターが止まる四階から階段を降りてくるようになっております。今はどこもバリアフリーになってきていますものね。

当初、高齢者が文部省唱歌などを歌うような会での定期利用が二つありましたが、ひとつはパルコの上に音楽室ができた時にそちらに。もう一つは老人施設の集会室を利用することになったと、かなり以前にスタジオから引き上げていかれました。

三階まで階段というネックの他に、お子様中心の発表会などですと兄妹などが聞きにこられて退屈したとしてもホワイエのような場所がありません。外に出て階段などで遊ぶようなことで事故があってもいけないと、イベント保険をかけて発表会をなさった方もおいででした。友人の話によると、お孫さんはマンションでワンフロアで、彼女の家の階段がお気に入りの遊び場になっているのだと聞いて「ナルホド」と思いました。私が子供の頃もジャンケンでパイナップルは5歩進むみたいな遊びを階段でしましたものね。

マンションの居住者用のエレベーターを三階に停止するように操作はできるので、重たい楽器の搬入などはエレベーターをご利用いただくこともあります。マンション用の入り口はオートロックで、その入り口の解除から自分が立ち会わなければなりません。一階でオートロックで不審者が入らないようにしているのに、3階にエレベーターが止まると3階から不審者が居住者のフロアに上がってしまうことになるので、3階フロアのエレベーター停止も自分が立ち合うようなことになります。

女子大のチャリテイコンサートも十数回続いたのですが、高齢化がすすみエレベーター利用者が大勢、その上スリッパの会場でお靴の間違いがあってから「一階で靴で入れる会場の方がよろしいのでは。」とご提案して終了となりました。昨年、臨時のイベントでご利用いただいたときには、靴の取り違えがないように札をつけたりなさっていました。私たちの世代は似たような歩きやすいウオーキングシューズが多いですから。

今はこの空間をこのまま活かしてご利用くださる人にテナントとして借りていただけたらと思っております。でも階段利用の会場で無理そうでもあり、今、<練習場所として使ってくださっているセルフでの利用が可能な方たち>に使っていただきながら、プラネットが気に入って長年ご利用くださっている人たちに限ってご利用いただくようなことを続けていくことになるのかもしれません。

再来年までゆっくり今後のことを考えなければと思っているところです。

- CafeNote -