車と音楽の話
2022.09.05
日産マーチの製造が終了することを、スバルXVの一年点検からの帰りのカーラジオで聞きました。近藤○彦さんの「マッチでマーチ」での発売から40年だそうです。私が最初に乗った車がマーチでした。フラメンコでご一緒だった方のご主人が日産勤務とのことでご紹介いただいて購入。当時、主人は三菱パジェロに乗っており、大きくて私は運転できずにおりました。

パジェロが運転できるようになったのは、前に書いたことがあったかもしれませんが、リュートのM氏のリュートテオルボという長い楽器を運ぶことになったことがきっかけ。パンフルートのO氏とリュートのM氏とのフルートでの共演は、若かったから厚かましくご一緒させていただいたと思います。志木の某団地の集会室のようなところでの演奏会で「きょうは運転手としてきました。」と申し上げた記憶があります。(その後、O氏もM氏も免許取得されています。)運転手させていただいたおかげで、スタジオを始める時にM氏から「スタジオにピアノ置くならスタインウエイを。」とご紹介いただいたので、O氏のご紹介でM氏と知り合えたこと、スタインウエイをお勧めいただいたことを心から感謝しています。

その後、アコード、エステイマハイブリッドと買い換えました。ピンクのエステイマは駐車場でも見つけやすくてお気に入りでした。エンジンをかけると夜空が浮かび上がるようなフロントも。脚を悪くして石和の温泉病院に初めて行ったのがエステイマ、車が好きになったのはその頃のような気がします。自分のお気に入りの部屋ごと移動するような感じで。スタジオのご利用者の方が車関係のお仕事で、エステイマはそのご紹介で購入、私のアコードはその方が乗り続けてくださってました。大きなエステイマにしたのは、当時天文同好会にいて、寝袋積んだり観望器材積んで遠征にいけたらと願ってのこと。股関節症になってしまって、冷えも赤道儀のついた望遠鏡のような重たいもの持つのもダメになってしまって夢はかないませんでした。星空観望の研修会には何度か知人を乗せてエステイマで参加して他の会員の望遠鏡覗かせていただいたのも良い思い出。天文同好会ではプラネタリウムでの<星と音楽のゆうべ>でフルート吹かせていただいたりもしました。

その後、憧れのVOLVOに。北欧の車だし冬タイヤ履いているから大丈夫と思って雪の日に出かけたら、駐車場からでるのに左右に大きくぶれて空いていた駐車場だったから助かったのですが、左右に車がいたらぶつかっていたと思います。信号待ちから発信するときにもぶれるような怖い思いをしたこともあって、あまり長いこと乗らずに四輪駆動のスバルのレヴォーグに乗り換えました。「あの雪の日ではどの車でも無理だった」と後で言われましたけれど。

現在、大宮の旧日赤のあった近くのスバルでお世話になっています。そのすぐそばで<浦和の東口でジャズバーやご自宅でジャズピアノやボーカル教室をなさっていた高本氏>がピアノバーをオープンしていることを知ってびっくり。スタジオをボーカルの発表会でご利用くださっているAさんとそのお弟子さんにおつきあいいただいて一度お店にうかがったことがありました。内装もこっていてグランドピアノを囲むような素敵な雰囲気のお店。先日、そのジャズバーを見上げたら他のお店になっていて「あらー。」ネットで見たら今年の6月に閉店なさったとのこと。コロナの影響が大きかったのだろう、今はどうなさっているのかしら?と思います。ご存じの方がいたら教えてくださいますように。

そのスバルのすぐ裏にあるさくら館さんがスタインウエイを扱うお店で、スバルと同じ系列であることもレヴォーグ購入して、しばらくしてから知りました。スバルにいくとさくら館さんに遊びにでかけたり、代取のIさんがスバルのお店に来てくださったりしています。Iさんのピアノにまつわるお話は楽しくていつまででも聞いていられそう。スタジオに置いてあるスタインウエイやヤマハのカレンダーはさくら館さんからいただいたもの。

私の中では音楽と車が不思議とリンクしているような気がしております。
2022.09.05 09:20 | 固定リンク | 未分類
2021年もあと少し
2021.12.26
今週末の土曜日はもう新年なのですね。新型コロナウイルスが落ち着いてきて「やれやれ」と思っていたら、オミクロンの市中感染が報道され始めました。年末年始で人の動きが多くなる時期ですから、この先どうなるか気になりますよね。久々に今月ご利用があった(偶数月に定期ご利用の)ジャズボーカルの方々も「2月はまだ様子がわからないのでお休みします。」とのことでした。
嬉しかったこと。閉鎖された読売カルチャーセンターからプラネットに移ってこられたジャズピアノのお教室の先生に「ライブに飢えているのですがどこかでライブないものでしょうか?」とお聞きしたら、ちょうど渋谷のJzブラットでのライブがあるとのこと。久々にJZブラットに出かけたら思いがけず好きな曲ばかり。目の前で生の演奏を聴くって、演奏している人たちの命の輝きのようなものが感じられて、cdやレコードとはやはり別物という思いを新たにしました。

ここのところスタジオ宛に「you-tubeで宣伝しませんか。集客の効果が倍増します。」というようなメールが何通かきております。文字や静止画より動画の時代になってきているのでしょうね。でも、ご利用者を積極的に増やしたいという気持ちもなくて「もう十分に活用されてきた、あとは縁のある方々が喜んで使ってくださったら。」という気持ちでおります。先月、大宮のピアノサロンのさくら館の代取のIさんとお会いする機会があったので「可能であれば個人利用を増やしていけたら」と話してきました。地元でのコンクールなどに他の地域からこられる方が宿泊なさって(ピアノは持ち歩けませんから)練習場所を探すようなケースとか、演奏の動画をとるようなときご自宅だと玄関チャイムがなってしまったり、ご家庭の周囲のものが映り込んでしまうようなときとか‥。

今年は熱海の土砂災害始め天災、人災いろいろありました。来年はおだやかな年となりますよう願っております。皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
2021.12.26 11:41 | 固定リンク | 未分類
自動演奏ピアノ WITH コロナ時代に
2021.08.31
8月もきょうで終わり。3月に契約して発注した自動演奏ピアノがようやく完成して届きました。受注生産なのだけれど現在は新規の受付をしていないそうです。半導体の工場が閉鎖だったり、コロナ禍でそういう分野も大変になっているのですね。

当初はスタインウエイの自動演奏ピアノの広告を見て、すでに亡くなられた著名な演奏家がスタインウエイで演奏したソフトがたくさんあるということで「名演奏が再現できる!」というのに惹かれたのでした。でもスタインウエイが自動演奏のピアノを始めてからまだ数年ということや、電気製品って冷蔵庫でも洗濯機でも10年ぐらいで壊れて買い換えるようなことですから自動演奏の装置がどのくらいもつのか不安。それに演奏家によっては自分のピアノを持ち込んだり専任の調律師を演奏会に連れていくようなこともありますから、厳密にはそういう演奏を再現できるとは言えないはず‥などと考え始めたら、一桁違ってしまう価格にも手が届かないですし、ヤマハのアップライトのピアノを家に置くことにしました。ヤマハは自動演奏ピアノを作り始めてから歴史があるので安心な気もいたします。


まだ届いたばかりで使いこなせていないのですが、このピアノで弾いたものをUSBに録音して再現することができるので、フルートの伴奏を録音していただいたら好きなときにピアノ伴奏でフルート吹けるわけですし、連弾パートを録音して一人で連弾を楽しむなど、使い方によって色々なことができそうです。内蔵曲もジャンル別にポップスやジャズ サントラなどたくさんあるほかにネットでダウンロードして追加することもできます。アンプスピーカーと繋いで、ドラムやベース、ヴォーカルなどはスピーカーからピアノだけ生音でということもできます。コロナ禍でライブを聴きに行くような機会も減りましたから、なんだか生演奏に飢えている感じで、ピアノだけでも生音で聴けるのが救いになりそう。


スタジオのご利用者の方たちから、スタジオでの演奏会のプログラムをいただいたのを大切にファイルしてきました。ファイルしきれないぐらいの数になったこともあって、スキャンして整理することにしました。整理始めてみたら「こんなにも大勢の方々にご利用いただいてきたのか。」と感慨深く、整理を始めなかったらこんな風にじっくり眺めかえすこともなくファイルし続けるだけになっていたかもしれないと思ったりします。「これだけ使っていただいいてきたのならスタジオの役割は十分果たした。」という気もしています。


WITH コロナの時代になると、客席数も半分にということになって、スタジオの客席数もマックスで25人、多くても30人程度。これではチケットを買っていただくような演奏会では採算が合わないし、発表会としても入りきらないことになります。今年の初めに発表会の会場が間際になって使用禁止になり急遽プラネットに変更してなさった方は4部に分けての発表会。急遽構成を変えて、そのためのプログラムも用意なさって‥ご準備がどれほど大変だったかと頭が下がりました。昨年コロナで中止したので今年はなんとしても‥と思われたのだそうです。


スタジオも、演奏会にも発表会にも使いにくいということになると、何か別の使い道を考えなければならないのかもしれません。人数の少ない練習会場などへの貸し出しにシフトしていくとか?他になにか有効活用できそうなことってあるものかしら?
2021.08.31 21:21 | 固定リンク | 未分類
オンラインレッスンのことほか
2021.07.30
東京はじめ全国的にコロナ感染者が増加。いつをピークに沈静化してくるのでしょう。先が全くみえないのが困ります。

Netflixでドラマを見始めたら続きが気になって何本か見てしまっております。テレビドラマだと続きがどんなに気になっても翌週の放送を待つしかないわけですが、Netflixではシリーズが5ぐらいまであって、それぞれのシリーズが20本ぐらいだといつまでも見終わらない感じです。ブラックリストという番組、まだコロナ禍の前に製作されたものだと思いますが、ウイルスがらみの犯罪をテーマにしたものが二本ありました。「こんなことが現実になってほしくはないけれど、何があってもおかしくはない時代」と思ったりいたします。

スタジオの絵を昨年南側の収納庫に移したことを書きました。高温と湿気は絵ばかりでなくお預かりしている楽器にも良くない気がして除湿機を購入して収納庫に置くようにしました。でも収納庫のドアを開け放しておくだけでも良かったかもしれないと思ったりしております。南側の日当たりの良い狭い収納庫だけだとドアをあけるとムッとするぐらい暑いですがドアを開け放しておくとスタジオ全体と均一になってれほど温度はあがらずに済むみたい。


「空間(部屋)が変わることもストレス解消につながる」と亡くなった母が言っておりました。暇になったスタジオで自分がピアノ弾いたりフルート吹いたりしながらそんな言葉を思い出しています。母の実家には<離れ>があって母屋から庭を通って子供たち(従姉妹たち)専用になっている離れがあるのは私の憧れでした。暇になったスタジオで自分の練習しながら「私にとっては<離れ>みたいなものかしら」と思ったりしております。ピアノのオンラインレッスンを大阪の友達に受け始めたことを書きましたが、フルートもオンラインレッスンを月に2回うけています。コロナ以前は車で30分弱ぐらいの所か春日部の先生のご自宅まで一時間近くかけて通っていましたが、オンラインでのレッスンになったら暑い中出かけなくて良いし、「コロナが終わってもこのままオンラインで良さそう。」と思ったりしています。ほんのわずか時間差があって二重奏などはできないのですが。


40年前に長谷川博先生からレッスンを受けたヘンデルのフルートソナタを今また見ていただいています。小説でも若い頃読んだのとは読み方が変わってくるように、「若い頃はよくわからずに音符だけおっていたなぁ」と思います。今のフルートの先生は私がフルート吹き始めた頃には生まれていなかったのではないかと思う若い先生ですが、フルートを吹いてきた時間となると私より長いだろうと思います。今の私は貯金を取り崩しているみたいな‥というのか若い頃音大受験生に混じって徹底的にエチュード吹いていたことが幸いして今でもなんとか吹けているような気がしています。若い頃は本当によく練習しておりました。浦和にきたばかりのころ、友達もいなかったし祖母との同居で出歩きにくかったし、素晴らしい先生に出会えたおかげでフルートに励めたのだと思います。今はちょこちょこっとしか吹いていません。スタジオに行くと、ピアノ弾いて、フルート、オカリナを吹いて、バランスボールなど足のリハビリをして‥みたいなことです。


オカリナを始めて3年目なのかしら? 始めたきっかけを書くと長くなるので略しますが、フルートを教えてくださっている先生が1時間のレッスンの中でオカリナも一緒にみてくださることに。私は別枠で教わるつもりでしたが、それまでと同じ受講料で45分フルート15分オカリナみたいなことでレッスン続けてくださることになってラッキー。フルートが吹けるとオカリナはゼロから始めるより、はるかにラクだと思います。オカリナの素朴な音色も気に入っています。


コロナで出歩けなくなって、「一人で楽しめる音楽があることで救われている」と思うこのごろです。
2021.07.30 11:13 | 固定リンク | 未分類
地球上で38億年の生命/プラネットの名前の由来
2019.09.28
ギター二重奏のマリアデユオのことを何度か書いたことがありましたが、8月22日毎日新聞の夕刊にお二人のインタビュー記事が載りました。我が家は毎日新聞ではないので図書館に読みに行ってきました。二人の写真入りでネパールの子供たちに50台のギターを送ったクラウドファンデイングのことなどが書かれています。スキャナブルでevernoteに保存したのを様々なキーワードで検索してみているのですがちょっと見つからなくて。有料のevernoteでは文章中の言葉でも検索できるはずなのだけれど? 後で探すときのためにタグをつけておいたほうがよさそう。

マリアデユオのお二人はお互いに「ねえさん」と呼び合っていて本当に仲よさそう。年上の藤森さんをそう呼ぶのはわかるけれど、年下の菅原さんをそう呼ぶのは「姐さん」という雰囲気だからかしら?と思ったりもいたします。一匹狼の私はそんなお二人を見て羨ましく思っておりました。藤森さんと何度かお会いして人生相談みたいなことをしているうちに「洋子ねえさん」と呼ばせていただける間柄に。この年になって初めて「ねえさん」と呼べる人ができました。
お互いに忙しいのでなかなかお会いできませんが、きょうはこれから洋子ねえさんに会いに行ってきます。

アマゾンプレミアで「ELEMENT シャーロックとワトソン」を 見ています現代のニューヨークに住むシャーロックと女性のワトソン二人の探偵の物語シリーズ2の12の中で日本語字幕では自分と理解し合えるたった一人の人だから」という場面で "the only person on the planet" と言っているのを聞いて「あプラネットと嬉しくなりましたこの地球上に何億という人がいようとその中でたった一人ということが良くあらわれていると思います

この夏、大阪の高槻にある生命誌研究館の見学をしてきました。この地球上に生物が誕生してから38億年の時間の流れを様々な角度から展示したり映像で見せてくださったり。DNAのような私の理解を超えているようなことも多かったですが和田誠さんの生命誕生からの歴史を視覚的に端的に表したイラスト始め楽しい展示も。現在私たちの身の回りにいる<生きとしいけるものすべて38億年前に始まった生命誕生のルーツを共にしている>ということ。途中で途絶えていれば今その子孫は生きてはいないわけですものね。当たり前といえばあまりにも当たり前のことなのですが、人ばかりでなく蝶を見ても子犬を見ても「38億年前にさかのぼると親戚みたいなものよね。」と思うようになりました。

この地球上に生命誕生の不思議、100年前に生まれても違う地域に生まれても出会えなかった人たちと出会えることの不思議、時間と空間を織り込んでスタジオにプラネットと名付けたのでした。
2019.09.28 09:49 | 固定リンク | 未分類

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