第4日曜日の午後は定期ご利用に
2016.10.03
思いがけない方からご連絡をいただきました。以前、プラネットで精神科医M先生が月に一度、土曜の夜に定期で主催なさっていたジャズボイシングのメンバーの方。私がスタジオの貸し出しができなくなった頃に別会場に移られたのでした。M先生は数年前に亡くなられたのですが、そのボーカルの会は続いていてまたプラネットを使えないだろうか?というお問い合わせ。打ち合わせに来られて「十数人での決まったメンバーでのご利用」というような内容を聞かせていただき、こちらのワガママな事情なども申し上げた結果、第4日曜日の午後枠でご利用いただくことになりました。

M先生のことを懐かしく思い出しています。友達の誘いで、M先生が主催なさっていたストレスマネジメントのワークショップに私も何度か参加させていただいておりました。国立代々木の青少年会館で朝から1日、いろいろなワークショップがあり、その中から選択して好きな講座を受けられるようになっていました。フェルデンクライスを始めとするボデイワークのようなものや座学。ストレスの総論のような講義の中で「これだけ聴講している人が居れば、このうちの5人ぐらいは私のことをイヤだと思う人が居るのが当然のこと。それを<皆から好かれたい>みたいに思うような考え方がストレスになっていく。」というような(言葉はちょっと違っていたと思いますが)講師の方が言われたことが印象に残っています。ストレスを解消する以前にストレスにならないような柔軟な考え方ができたら良いわけですものね。

M先生と個人的にお話ししてみたかったこともあって新宿までM先生のカウンセリングを受けに行ったことがありました。自己紹介でスタジオをしていることを話したら「実はジャズボーカルをする会場を探しているところ」ということで、懇意になさっていたピアニストさんと二人で下見に来られて、ストレスマネジメントの一環として浦和でのジャズボイシングが始まったようなことでした。M先生はスタジオに来られる前に途中のデパ地下でオリーブ始め、おつまみになるようなものを買って来られてワインを開けて会が始まるまでカウンターで次々来られる方たちとおしゃべり。先生ご自身のベースとベースアンプを「スタジオに置かせてね。」と置いてあって、ご自身が演奏なさったりもなさるお洒落な会でした。M先生は50歳過ぎてからマーサ三宅先生のところにボーカルを習いに行くようになり、都内のライブハウスなどでも歌われていました。私も一度京王プラザホテルでのクリスマスコンサートでM先生が歌われたのを聴きに行ったことがあります。マーサさんも聴きにこられていました。

ジャズボーカルでの定期利用は今月からスタートします。その会のピアニストさんを探されてご友人の紹介で地元のT氏にお願いすることになったとご連絡いただきました。そのT氏、スタジオを始めた頃からの常連さんで、今年6月の発表会で生徒さんたちの演奏のあとにT氏のピアノトリオを久しぶりに聴かせていただいたところでした。演奏がとても素敵だったので「この近くでライブが聴ける会場ってないものでしょうか?」と話したりしたところでした。お仲間内の会ですから私が聴かせていただくことは無いかとも思いますが、T氏に定期的に演奏に来ていただけるのも嬉しい気がしております。

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