シンジアナ ミルチャさん ピアノリサイタル
2019.06.27
6月22日、ルーマニアから3度目の来日なさっていたシンジアナ ミルチャさんのピアノリサイタルがありました。今回は「北海道5都市、青森市公演」のための来日。本来ウチのようなマイナーな会場に来ていただけるような演奏家ではないのですが、ミルチャさんと懇意になさっている通訳のAさんとそのお友達のKさんのご尽力により、埼玉の地元でお二人の親しいお友達に是非ミルチャさんの演奏を披露していただきたいということでプラネットでも特別に開催された演奏会でした。

ミルチャさんはカーネギーホールでリサイタルをなさるぐらいの実力派、「天は二物を与えずといけれど、ミルチャさんは美しくて、スタイルもよくて、演奏会をこれだけこなすエネルギッシュな方で‥。」とAさんに申し上げたら「その上、お人柄もすばらしいのよ。」と付け加えられたのが印象的でした。お客様の何人かとお話しする機会があったのですが、Aさんとフランス語教室でお友達のマダムお二人が、前回来日されたミルチャさんの演奏会を東京芸術劇場に聴きに行かれたときからのファンととのことで、ミルチャさんを絶賛しておいででした。演奏会が終わった後には来場された方たちとのツーショットやCDへのサインなども笑顔で快く応じてくださっていました。演奏家によっては気難しい方もおいでですが、本当に気立ての良い方なのでした。

プラネットは日本滞在中の最後の演奏会でした。日本公演では<オールショパン>のプログラムでプラネットでも同じ内容を披露くださいました。前日には天王洲アイルのスタインウエイ ジャパンで同じオールショパンの演奏会をなさったそうです。男性的ともいえるぐらいの迫力あるダイナミックな演奏から、繊細な響きまで華麗な演奏をきかせていただいて感激。アンコールはうってかわってルーマニアの民族音楽やジャジーな曲などを披露くださいました。

演奏ももちろん素晴らしかったのですが、AさんとKさんの手際の良さにも感服。Kさんはプラネットでのライブを10年ぐらい主催なさっているのでスタジオのことを何もかも承知しておいでです。初めて来られたスタッフの方々を仕切ってテキパキ立ち働いておいででした。終始、冷房が強すぎないかなどの気配りもしてくださっていて、「本来、こういう人がこのスタジオを運営していたら良いのだろうなぁ」と思ったことです。

ミルチャさんがどれほど美しい方か、今回の来日のチラシをご紹介させていただきますね。「そんなに素敵な演奏会なら近いので聴きに行ったかった〜」と残念に思われる方がおいでになるかと思います。最初に書いたようにこれは主催なさったAさんとKさんのお友達のための特別なコンサート。早々とチケットは売り切れだったようで当日は満席でした。



企画主催くださったAさんとKさんはじめ、スタッフの皆様、
ご来場くださったお二人のお友達の皆様、
心をこめて演奏くださった素敵なミルチャさんに感謝!  

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