12月10日(土)ジャズライブのご案内
2016.11.24
11月の初雪は54年ぶりとか。きょうスタジオご利用の方に「雪で夕方のお帰りが心配です。日にちを変えてのご利用になさいますか?」と留守電へのメッセージとメール。でも後になって「平日のスタジオは空いているけれど、私自身の予定が詰まっているのだった。」と気がつきました。予定通り本日のご利用ということでホッ。

12月10日(土)のジャズライブのご案内をさせていただきます。6時開場、6時半開演。ワンドリンクつき3500円。ジャズピアノの岩崎良子さんは教会のパイプオルガニストでもあります。教会音楽とジャズと両方こなされるってすごいと思います。管家さん主催の岩崎さんのライブは好評でここ何年も続いています。いつも高木潤一さんのギターとの組み合わせにパーカッションなどゲストメンバーが入ります。今年はヴォーカルの府馬さんをお迎えします。府馬さんがプラネットに来られるのはこれで3度め。同じメンバーで渋谷のJZブラットでのライブを主催者の菅家さんが聞いてこられて素敵だったと話しておいででした。JZブラットは私も好きなお店で何度か行っていますが、遠い上に演奏開始が遅くて、いつも休憩時間に後ろ髪を引かれる思いで帰ってきます。スタジオで同じメンバーの演奏が聴けるって嬉しいことです。

同窓会 ミニ支部主催のチャリテイコンサート無事終了
2016.11.20
8月24日のブログに音大卒ではないことを書きました。その夏頃から私も幹事として、先輩たちと準備してきたチャリティコンサートが昨日無事に終了。昨年、「一階、もしくはエレベーターがあって靴のまま入れるような会場を探しませんか。」というご提案をさせていただきました。諸般の事情から13回目の昨日、チャリテイコンサートそのものが終了ということになりました。若い人も同窓会行事に入ってきてくださってはいますが、同じ顔ぶれの方が多く、スタート時から皆さん13歳年をとったことになります。「今年で最後と聞いたので何としても参加しようと思って。」と久しぶりにご来場くださったご高齢の大先輩もおいでで嬉しかったです。

「今年はリュートの演奏会」と決まったときにリュート独奏と思ったのでしたが、リュート奏者の
櫻田亨氏をお迎えして、櫻田氏のレッスンをうけているソプラノ歌手の方と同じくレッスンをうけているK先輩のリュートとリコーダー。リュート三重奏あり、リコーダーが入ったり、歌が入ったりの華やかな会になりました。櫻田氏はきょうはもう福岡での演奏とのことでお忙しい中、最終回となるチャリテイコンサートでの演奏をお引き受けいただけてありがたかったです。

同窓会の演奏会は、終了後に演奏家を囲んでのテイータイムがあって、そこで様々な質疑応答があるのも楽しみの一つ。「リュートで窓辺の下で恋人に愛の歌をなんていうこともあったのでしょうか?」という質問には、ヨーロッパは石畳だったり建物も堅牢で狭い路地裏みたいな街並みだと響きが良くて音も届くけれど、日本の木造家屋の二階屋では届かないかもしれませんね。」みたいなお話に一同笑ったり、和やかで楽しいひとときでした。演奏を聴いたあとにテーブルや椅子のレイアウトを変えて、まるで別会場に移ったみたいな雰囲気にしてしまう手際よさがすごいです。

「どうしてリュートを?」という問いに、K先輩が同窓会行事でお箏を弾く体験会があって「楽器演奏って楽しい!」と思われてリコーダーを始められて、その後退職されて(と言われたような?)時間ができてリュートも始められたようなお話で、リュートは2012年から習われているのだそう。まだ数年なのに堂々たる演奏で感服。「ギターをこの年で始めたのだもの上達しないのも仕方ない。」みたいに思っていた自分が恥ずかしくなりました。

13年の間には震災もありましたし、それぞれの同窓生のご家庭でもいろいろあったりしたことと思います。今年で終了は一抹の寂しさも当然ありますが、「つつがなく終えることができて良かった」と思います。感謝あるのみです。
竹内氏の演奏会のこと
2016.11.11
6日の竹内氏のバロッグギターコンサートにおいでくださった皆様、ご来場いただきありがとうございました。バロックギターもイングリッシュギターも繊細な音色で、そもそも広いコンサートホールでの演奏などを前提に制作された楽器では無いので、「プラネットのような小さな空間でこそ妙なる響きが存分に楽しめる」と(手前味噌ながら)思って聴かせていただきました。
二部ではカウンター側だけつけてあった空調機の音も気になるということで消しました。(換気扇と空調機が連動しているので常に動かしておいてくださいとご利用者にはお願いしております。後半の短い時間でしたので消して、終了後に即、窓を開けて換気しました。)それでもなお、低いかすかな音がどこからともなく聞こえて「なんの音だろう?」とスポットライトを消してみたり、会場の皆様と犯人探しみたいにしていたら、トイレの換気扇の音が壁越しに聞こえているのだということが判明しました。

竹内氏は演奏とともにお話も楽しくて、今回印象に残ったのは、イングリッシュギターは当時の令嬢たちの“たしなみ“みたいなものだったということ。(日本のお琴みたいなものかしらね。)令嬢の化粧台近くにおいてあったりするようなことで、バイオリンを弾くような殿方との二重奏がお見合いだったりするようなお話。当時の令嬢たちに口をつかうような楽器を演奏するようなことはほとんどなかったし、鍵盤楽器も大きいのと演奏する姿を横から見ることになるので美しさという点では小型のイングリッシュギターの方が相応しかったようです。フルート愛好家の私は内心「あら〜そうだったの。」と思ってしまいました。今のギターと違ってこぶりなのでマンドリンでも弾くようなスタイルになります。

「イングリッシュギターはフランスなどでは弾かれることはなかったのですか?」という会場からの問いに、フランスではドイツギターと呼ばれていて発祥はドイツで、ポルトガルにわたってポルトガルギターになったというお話でした。前にギターを習っていた先生が国内では珍しいポルトガルギターの名手でファドとの共演が多かったのですが、そのポルギにそっくりの形をしています。私には区別がつかないぐらいです。英国では当時「ギター」といえば今と全然形が違うそのイングリッシュギターを指し、現在のようなギターの形をしたものはスパニッシュギターと呼ばれていたのだそうです。

話とびますが、スタッフの方が「来週じゃなくて良かった11月13日は<さいたま国際マラソン>であちらこちらで交通規制があって車は身動きとれないわね」と話しているのを聞いて、慌てて13日ご利用の方にそのむねご連絡いれました。それが「ご利用者が来週じゃなくて良かったわね」と話しているのを聞いて思い出したのですが。」ということを思わず言っちゃったんです。「来週ご利用の人に何ということを言ってしまったのか。」と猛反省しているところです。

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