マリアデユオ 洋子ねえさんのお宅に
2018.09.01
きょうから9月ですね。8月末の水曜日から金曜日は<第5週>ということでポッカリ予定が何もない日ができました。、以前から一度伺いたいと思っていたマリアデユオの藤森洋子さんのご都合をお聞きしたところ運良くOKをいただき出かけてまいりました。

先月、今年で3回目になるアポヤンドギターフェステイバルをちょっとだけ聴きにでかけながら「昨年のこのアポフェスで、<ネパールの子供たちに50本のギターを>というクラウドファンデイングのチラシを見たのがマリアデユオとの出会いのきっかけだった」と感慨深く思い出しました。その後の経緯は何度かこちらのブログにも書いてきたようなことで、今や藤森さんを「洋子ねえさん」と呼ばせていただくようにまでなっております。


洋子ねえさんのところへの行き方を降りる駅から徒歩の道筋まで念入りにグーグルマップで調べました。「西船橋まで車でお迎えにいきます。」というメールを頂戴して「あら嬉しい」。当日、武蔵野線乗り場で電車を待っていた私は「南船橋行き」というの見て「終点で降りればよいのだわ。終点なら安心!」と(早トチリゆえに)思い込んでしまいました。買ったばかりのBOSEのノイズキャンセラーつきのイヤホンで電車の騒音が消えて静寂な音楽環境に感動しながら聞き惚れていたらいつのまにか終点に。電車下りて、指定通りの階段を下りたのに目印の信号が見当たりません。姉さんに電話して「確かに改札出て左? 右の階段おりた?」みたいなやりとりをしたけれどラチがあきません。そうこうするうち私が<南船橋と西船橋を間違えたこと>にようやく気がつきました。


初めてお邪魔するのに自分のドジさ加減にかなり落ち込みました。戻る電車は15分も待つようなことで洋子ねえさんを30分もお待たせすることになってしまいました。お詫びのショートメールを入れたら「会う楽しみが増しました。」というあたたかなお返事が来て涙ぐんでしまいました。以前スタジオを手伝ってくださっていた相方はキチッとした人でしたから、私のドジさ加減に「そんなことじゃ、やってられません〜。」とよく呆れられたものでしたから。


洋子ねえさんのお宅は「こんなに綺麗に暮らしてる人は見たことがない。」と思うぐらいでした、ホテルの一室のような生活感の無い、それでいて趣味の調度品が飾られた素敵なお部屋に通していただきました。開口一番「ギターで何がしたいわけ?」と聞かれました。例えばバッハの曲などに憧れているなら「この一曲だけでも」と思うような憧れの曲を丁寧にさらうようにして身につけるとか‥みたいなお話など。私はフルートでメロデイだけなら吹けるわけだから、ハーモニーを奏でたいこと、それに簡単な弾き語りもできたらしてみたいなことも。(フルートは吹きながら歌えませんものね。ミカラペトリさんがリコーダー吹きながらハミングみたいになさるのを聴いてびっくり。)


長くなってしまうので、マリアデユオが企画なさっている10月のジェラール アビトンの演奏会のご案内も含めて次回に続きを書くことにいたします。
障害者手帳/障害者乗馬
2018.08.28
先日、那須塩原警察署からの封書が届き「何かしら?」と開封したら、「遺失物確認通知書」というので、私の身体障害者手帳が届いているとのこと。先日那須に乗馬に行ったときにバス運賃の割引を受けるのに手帳を見せたときに落としたようです。それなりの手続きをした上で着払いのゆうパックで送っていただけることになりました。遠方まで出かけずに済んでホッとしたところです。

最近、障害者雇用において<障害者手帳を持っていない>ということで、不正水増しというようなことが言われています。障害がありながら障害者手帳のことを知らずにもらわないだけの障害者も大勢いるように思えてなりません。私も何箇所かの整形外科を受診しながら障害者手帳がもらえることは知りませんでした。私が跛行しているのを見たタクシーの運転手さんから「障害者手帳もらったらどう?タクシーも割引になるんだよ。」と親切に言っていただいて市役所(今は区役所)の窓口に問い合わせに行ったようなことでした。

市の認定を受けた病院で診断書を書いてもらうこと。「その診断書を提出して市側の判断で障害者手帳がもらえなくても診断書の費用はかかりますよ。」というような説明を受けました。(認定されたら診断書の補助金がでるのだったような?)正直なところ最初は「え!私が障害者?」とショックを受けたのですが、「自分の中に障害者への偏見があるということではないのか?」と省みて思いました。

数年前に廃止になりましたが、私のような股関節症の患者は人工関節にすると障害者手帳がいただけました。痛くて歩くのが困難な人たちが「手術してスタスタ歩けるようになったら障害者認定されるっておかしな話。」と思っていたら、それは廃止になりました。(手術した結果すべての人が良くなるわけでもないので、生活に支障が残るような人は手帳をもらえるのだと思います。)障害者手帳は一度いただくと生涯有効なので、改正以前に人工関節の手術を受けてゴルフなど楽しんでいるような友達も障害者手帳はそのままで特典を受けています。生涯ではなくて見直す自治体もでてきたらしいですけれど。

話変わります。英国には障害者が乗馬を楽しむ RDAというアン王女が総裁を務める慈善団体があります。日本でも同様の会が1998年に設立されています。私が乗馬を始めたときに「股関節症なのに馬に乗れるの?」と驚かれることが多かったのですが、ドイツなどでは作業療法士さんがリハビリメニューを作ってくださったり保険も効くような立派なリハビリメニューになっているのだそう。帝京科学大学の作業療法学科の論文「乗馬療法を取り入れた作業療法プログラムの開発」というのがネット上にアップされております。日本でもそういう専門家が育成されたらと願っております。お馬さんに乗らないで触れ合うことで癒されるホースセラピーなども近年あるようです。お馬さんに限らず動物の持つ癒しの力は音楽と同じぐらい大きいのではないかしら。
台風の被害
2018.08.22
この夏、台風が次々発生しています。皆様のところは台風の被害はございませんでしたか? スタジオのあるビルの敷地内の樹齢150年ぐらいのザクロが台風で傾いてしまいました。根元の方を見るとほとんど皮ばかりみたいなことで支えの柱3本で持っていたのが台風13号で支えが外れてしまったようなことでした。主人と有り合わせの丸太を二本入れてヨイショヨイショと少しづつ押し上げて起こしたものの、奥に止めてある車の出入りができなくなりました。それに今度また台風が来たらボッキリ折れてしまいそうでもあります。



植木屋さんに見に来て頂いたら、上の方が重すぎるのでかなり詰めることになりました。これで<風当たり>もかなり違ってくるはず。あらたに支柱3本で支えていただきました。次の台風が来る前に間に合って良かったとホッとしているところ、寿命を全うしてほしいと願っています。100歳になる伯母が子供の頃にこの木の根元で遊んでいたそうです。床屋さんに行ったみたいにスッキリしました。


アイランドホースリゾート那須
2018.08.11
台風が関東地方直撃するかもしれないと報道されていた9日の午前中、アイランドホースリゾート那須での外乗を知人が予約してくださっておりました。「キャンセルする?どうする?」というようなメールのやりとりをしたあと、前日8日に問い合わせをしようとしたら定休日で「行ってみるしかないよね」ということで果敢にでかけました。大宮駅で東北方面の新幹線ホームは溢れんばかりの人でびっくり。ちょうど私が乗る8時10分の新幹線の直前に二台の青森行きがあって、それが混雑していたので「これから東北方面に台風が行くのにみなさんお出かけするのだ。」と自分のことを棚に上げて思ったりしました。

途中青空も見えてきて「これなら騎乗できそうね。」と話しながら向かいました。雨は大丈夫でしたが暴風に近いような風がすごくて、折れた枝などが飛んでくると危険なのでショートコースに変更ということでした。木々を揺らす風のゴーッという音がすごくて、馬が驚いて暴走しちゃったら柵のある馬場ならいざ知らずこの広さで突っ走る馬にしがみついている自信もないので乗るのをやめようかと一度は思ったのですが「せっかくここまで来たのだ」と思い直して乗ることに。(左が私)



東京ドーム11個分の広大な敷地。これまでも富士山の裾野などの外乗に行ったことがありますが、一般のトレッキングコースなどを利用したもの。こちらは自社の敷地内での外乗ができます。北海道ならいざしらず首都圏からこんな近いところにこんな広々したところがあるなんて。」と驚くやら感激するやら。地名に那須とついていますが実際には大田原市のようです。

こちらでは馬糞を利用した無農薬野菜を作る農場を持っているのだそうで、乗馬クラブの受付や更衣室などがあるクラブハウスが眺めの良いレストランにもなっていて、私たち以外はランチだけに来られたような家族がお食事を楽しまれていました。都会的でお洒落なレストランで風景が美しく見える大きなガラスの壁面の向こう側に、思いがけずミニチュアホースが登場してちょっとした芸も披露してくださって子供さんたちが(私もですが)喜んでいました。

YOU-TUBEにこちらの紹介がありましたので載せておきます。この最後にレストランの隅の方にピアノがあるのが写っていますが、ときどきライブなどもなさっているのだそうです。乗馬して美味しいお食事をいただいて生演奏もついていたら最高の贅沢。こちらの農場ではこの4月から湯津上村民食堂というレストランも始められたのだそうです。村民食堂は軽井沢(星野リゾート)が有名ですが関連あるのかしら??



乗馬の案内をしてくださった女性スタッフの車に NO HORSE/ NO LIFEというステッカーが貼ってありました。「馬がいなかったら人生じゃない」ぐらいの感じでしょうか。

宇津井健さんが80歳でスペインに10年ぶりに(奥様の介護で中断していた)乗馬をなさったドキュメンタリー番組があったことを乗馬雑誌で知りました。70歳過ぎてから人生すごく楽しくなったのでもっと早くに70歳代になりたかったと話されていたそうです。なんだか嬉しくなりました。私も80歳までスタジオもお馬さんも続けられたらと願っています。
つれづれ
2018.07.29
またまたブログの更新できないでいるうちに一ヶ月経ってしまいました。西日本の土砂災害、復旧もままならないうちにまたもや台風がいつもとは違うコースで通るようなことで大変。昨日はギターの発表会でご予約いただいていたのが台風で延期に。きょうはいつも第4週にご利用のジャズボーカルのグループの主催者が先週は浦和祭り参加のため本日ご利用くださいました。

先日、三階のスタジオの階段を降りてきたら顔見知りの方とばったり。「職場がここなもので。」と何気なく言ったら「まぁ、お仕事なさっているの。いいわね。」と仕事の内容も聞かずに言われました。確かに世間では退職する年齢なわけですから、まだ仕事があって働いているというのを羨ましく思う人もいるのかもしれません。でもこのビルはダンス教室と居酒屋さんしか入っていません。足に問題を抱えている私がダンス教室で働いているとは思えないでしょうから居酒屋さんで働いていると思われたかしら?

この一ヶ月間の変化といえば、これまで通っていた越生の乗馬クラブを退会して、通えるかどうか自信ないけれど下田の乗馬クラブに行き始めたこと。(はい。あの伊豆の先端の下田です。)秩父や春日部から通われている人がいるとお聞きしたことで、私も同じ埼玉の人間として「もしかしたら私にも通えるかもしれない。」と思った次第。<馬にも人にも優しい>というセンタードライデイングという乗り方でのレッスンをしていただけるところがポイント。演奏家の方たちがワークショップで体験されることの多いアレクサンダーテクニークのようなことも含まれています。センタードライデイングの本にはアレクサンダーさんの乗馬姿の写真もありました。(あれ?これって前に書いたことあったのだったかしら?)

下田にはここのところ電車での日帰りを二回、車で一泊二日を一回、いろいろなパターンを試してみています。最初に下田乗馬クラブに行ったのは1月、爪木崎の水仙を友達と観に行った時とき寄ってみたのでした。その時には「遠いので滅多にこられないだろう。」と思ったのでした。

越生の乗馬クラブを退会したのは私が専用馬にしていたジュピターを買い取って自馬になさった人がいて、私はもう乗れなくなってしまったことも大きかったです。そう知らされての最後のレッスンで「ラスト一周」と言われて「二度とジュピターには乗れないのだ」と思ったら涙がこぼれて、お馬さんから降りてから大泣きしました。まるで失恋した気分。自馬になさった人はその後、他のクラブにお馬さんごと移籍なさったことを先日知らされました。「自分がこんなに馬が好きだった」なんて、ノホホンと育ったのでこの歳まで気がつかなかったことが迂闊だったと思います。年下の従姉妹は高校から乗馬部で障害なども飛んでいたのに‥。

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