ネパールの貧しい子供たちにギターを
2017.08.15
先週の土曜日、<蕨市立文化ホールくるる>に<第2回 アポヤン道 ギターフェステイバル>を聴きに行ってきました。蕨駅を出ると線路沿いにすぐ見える会館、広さも手頃で「浦和にもこういう会場があると良いのに。」と思いました。

演奏会についてご紹介するのは私の(文章の)能力を超えています。(それぐらいユニークな演奏会)ご紹介したいのは、その会場で配られたチラシ「ネパールの貧しい子供たちに50本のクラシックギターを贈るプロジェクト」についてです。

フェステイバルに出演なさった演奏家ではないのですが、二人の女性ギタリスト<マリアデユオ>がカトマンズでネパールの孤児院の子供達の音楽的な支援をなさっているそうです。音楽院まで建てて音楽指導をなさっている中で、ギターを希望する子供達が増えてきて、ギターの数が足りなくて交代で練習しているようなことで、その子たちが各自の楽器で毎日練習できるように50本ギターを購入、貸与して、さらにはギター合奏団をつくるべくクラウドファンデイングを始めておいでです。

クラウドファンデイングでの目標額は100万円。現地で20,000円の楽器を50本ということです。私はクラウドファンデイングというのに援助するのは初めてで知らなくて「応援メッセージを」というのに書き込んだら、それがそのままそのページに載ってしまいました。書き込んだのは「私自身はFacebookをしていないけれど、している人たちに広めてもらったらいいですよね。」みたいなこと。スタジオのこのブログで紹介しているのも、可能でしたら3000円からの寄付を受け付けているので応援してあげていただけたらという思いと、「こういう活動をしている人たちがいます」ということをSNSで広めていただけたらと思ってのこと。

このプロジェクトは「100万円の目標額が達成できなかったら実現しない。」というタイプのものなのだそうです。今72万円なので72パーセント達成。期限は9月11日までです。私はクレジットカードで申し込んであるのですが、目標を達成した後にクレジットカード払いになるのだそうです。

ネパールは大変貧しい国で音楽を勉強するのは二の次、大変贅沢なこと。ギターは持ち運びもできるし、アコギやエレキへの転向も容易になるというようなことも書いてあります。確かにピアノやバイオリンでは50人分そろえることもできませんものね。

2万円、つまりギター一台分の寄付をした人はギターに名前を入れるのだそうです。プロジェクトが実現すると<プラネット>のネームを入れたギターをネパールの子供の誰かが弾くことになるのだと想像するとワクワクします。

クラウドファンデイングのページ
こちら

日本に生まれ育って<音楽を楽しめる生活ができること>がいかに恵まれていることか。「ギターがちっともうまくならない〜。」と落ち込んでいては申し訳ない気がしてまいります。


突発性難聴のこと
2017.08.12
突発性難聴になったのは私ではなく主人。三週間ほど前になりますが朝起きて「左耳が聞こえない。」とのこと。友人に電話して、評判の良い耳鼻科を紹介してもらい、その日の午後に診察をうけ三日ほど様子をみて改善しないのでメデイカルセンターに紹介状を書いていただきました。

突発性難聴はご存知の方も多いのかとも思いますが、発症して1.2週間の治療が勝負。最初の耳鼻科で主人がドクターから言われたことに「完治する人が三分の一、聞こえなくなってしまう人が三分の一、残りの三分の一は調子が良くなったり悪くなったり具合の悪いまま。」とのことで、「まぁ、命にかかわるわけじゃないので‥。」とのことだったそうです。

私が足の不具合でお世話になっている鍼灸師の先生にもお世話になり、耳の周囲に置き鍼をしていただいたのが功を奏したようだと主人は申しておりますが、おかげさまで三分の一の確率の<完治>することができました。鍼灸師の先生からも「発症してすぐ来てもらったのが良かった。」と言われました。

友人のご主人で音響関係のお仕事をなさっている方が、片方の耳が聞こえなくなってしまって「突発性難聴は早期の治療が大事」ということをお聞きしておりました。体調不良の場合、通常は「数日様子を見て良くならなかったら医者に」と思うケースが多いかと思いますが、突発性難聴だけは、即、病院に行くようにした方が良いようです。ご存知ない方がいたらとブログに書いておこうと思った次第です。

このまま不具合だと飛行機もダメとのことでしたが、完治したおかげで、4日間の札幌への旅行も予定通りでかけてくることができました。眼下に中島公園と正面に藻岩山の緑がみえるマンションタイプの17階の部屋に滞在。浦和ではビルの谷間で空も見えないぐらいの暮らしをしておりますので、「高層マンションに住む方たちは毎日こんな眺めをご覧になっているのだわ。」と思いながら過ごしてきました。

主人の望みで、この8月で閉館になる小樽の石原裕次郎記念館へも行ってきました。ロケに使った車や愛車など何台も展示されていたり、発売されたドーナツ盤のシングルレコードのジャケットが一堂に並んでいるのも壮観ですし、私自身はちょっと世代が違ってファンというほどのことではないのですが、あれだけ揃っている記念館が無くなるのは寂しい気がします。そういえば新都心のジョンレノンミュージアムも閉館になりましたものね。こんな近くにミュージアムができたときには嬉しかったですが、無くなってしまって本当に残念。
ミスターロンリー
2017.07.27
 ブログを全然更新できずにいて、「毎月、月末に一度」とか「1日と15日」と決めて更新するようにしていこうかしらと考えているところです。


私が習っているギター教室のプラネットでの秋の発表会の日取りが決まりました。私は浦和の教室での最高齢者でしたが、春の発表会で都内のお教室で習っている60代の男性お二人と初めてお会いして嬉しくなって、秋の発表会では高齢者トリオでの演奏を希望しました。<ミスターロンリー>の二重奏の楽譜があったのを分担して三人で弾きたいと提案。発表会前には一度も合わせることなく、それぞれが先生とアンサンブルの練習をして、当日のリハーサルで初めて合わせるということになりました。かなり乱暴な話ですが<お楽しみ会>のようなことなので‥。その曲が流行っていた頃に生まれていなかったギターの先生は、曲名を「ミスターローレンス」と言いたくなるようです。


ミスターロンリーは私が若い頃にレターメンの歌として流行りました。その後、深夜放送のジェットストリームの冒頭に城達也さんのナレーションがはいってオーケストラバージョンで流れていました。東京FMでの放送で、夏休みなどに帰省して仙台に帰ると、その番組を聞けなくなるのが寂しかったことを思い出します。番組をそのまま収録したようなCDが手元にあって、久しぶりに聴いてみました。懐かしかったです。今はFMの局も多くなりましたが、当時はNHK FMと東京FMしかなかったような。昭和の最後ぐらいに、J-WAVEの試験放送があったような記憶があります。


話飛びます。7月中旬に仙台の友達の家に泊まりに行き、そこで90歳でお一人暮らしをなさっている元気なお父様が書かれた<シベリア抑留体験記>を頂戴して、お父様にお会いしたくなりました。突然のことでしたが伺わせていただきました。なんと83歳から二胡を習われているそうで「聴かせてください。」とお願いしたら<荒城の月>など三曲を暗譜で披露くださいました。もともと尺八をながらくしておいでだったそうでたくさんの尺八を見せてくださいましたが、高齢になったら息を使う楽器はしんどくなったのだそうです。‥ということは、私も幸いにして90歳ぐらいまで元気でいられるとすると、フルートは厳しくなってギターの方が最期まで続けていけるのかしら?とふと思ったことです。


今度のギターの発表会でのギター&フルートは ボーリングの<アイルランドの女>、高木綾子さんと福田進一さんのCD、TOWARD THE SEAの最後に収録されている曲です。

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