続 マリアデユオとの出会い
2017.11.11
「けっこう身近な多文化交流」という同窓会のイベントが北浦和であってマリアデユオからお預かりしたパンフレットと「よし地蔵展」のハガキを出席者31名にお配りしてきました。私は早口だし話し下手なので司会の先輩に紹介をお願いしてあったのですが、私にもその話題をフォローするようにいきなり言われて、クラウドファンデイングで知って協賛したことからの流れ、目標を大幅に達成してギターの贈呈を実現なさったことなどを私なりに一所懸命話しました。北浦和からの帰りの通り道に展示会場のカフェがあって。マリアデユオのお二人が土日は展示会場に詰めているということでしたので、パンフレットを配った報告などしてまいりました。

プラネットで1月21日(日)に英国在住のギタリスト竹内太郎氏の演奏会(三回目になります)があることをお話ししたら、竹内氏と懇意になさっているとのことで、その演奏会を聴きに来てくださることになりました。同窓会のイベントがなかったらマリアデユオのお二人とこんな風にお知り合いになることもなかったと思うと、この流れ、とても不思議なものに思えます。

先週のオープニングパーテイの続きを書きます。

お送りいただいた活動のパンフレットに「眠っている楽器があったらネパールの子供たちに」と書かれていました。タンバリン、フラメンコ用カスタネット、マラカス、縦笛、ブルースハープを寄贈してきました。

タンバリンは、スタジオを始めたばかりの頃に、プラネットに演奏に来られたトランペット奏者の神村英男氏がタンバリンの名手でもあって見事な手さばきで聴かせていただいたのに感激して買い求めたのでしたが、私が真似しようとしても、幼稚園の子が叩くタンバリンのようなことしかできないのに失望して死蔵していたものです。「あら、本物の良いタンバリンね。」とわかってくださって嬉しかったです。

フラメンコ用のカスタネットは、フラメンコを習っていた時に買ったもの。「あらかじめ股関節症になることがわかっていたら、踊りじゃなくてフラメンコギターを習っておくのだった。」と残念に思ったりします。(奥様がバイレ、ご主人様がフラメンコギターでした。)フラメンコ用のカスタネット(パリージョ)はオーケストラで打楽器としての演奏もあって、フラメンコの先生のところに某オーケストラに入る試験をパリージョで受ける予定という男性が習いにきたことがありました。フラメンコって<リズムを聴音して靴音で再現>しながら、<振り付けどおりに踊る>上に、<カスタネットは右手と左手で違う叩き方をする>のです。足に気を取られればカスタネットが乱れちゃうみたいなことで「一度に全部はできない〜」と思いながらフラメンコのレッスン受けていたのも懐かしい思い出です。

フラメンコ用のカスタネットは子供達がつかうようなカスタネットと違うので「使い物にはならないかしら?』と思ってもっていったのでしたが、「あら、これはパリージョよ。」と手にはめて、すぐ綺麗な音をだしてくださいました。マリアデユオの演奏でも使われることがあるのだそうです。パリージョを使いこなせる人のところに差し上げることができて良かった。パーテイでマンドリンや一番弟子の方のギター演奏などあったのですが、差し上げたタンバリンやマラカスを早速つかってくださったことも嬉しかったです。

フルートアンサンブルやめて死蔵しているバスフルートも寄贈したいところ。排水管みたいにU字に曲がっているフルートは子供達に珍しがられると思うのですが、吹き方の指導にネパールに同行するような話も持ち上がっています。お二人ほどバイタリテイがない私に可能かどうか‥。
マリアデュオのお二人にお会いしてきました
2017.11.04
以前、このブログに「ネパールの貧しい子供たちに50本のギターを」というクラウドファンデイングでの呼びかけをなさっているギターデユオのことを書きました。目標の100万を大幅にこえる額を達成してギターの他にチューナーや足台なども購入しての贈呈式を10月になさったことをブログで発信されています。50台のギターによるアンサンブルはまだこれからですが、先に始められていた音楽院の子供たちがネパール、日本、双方の国歌を演奏するところから始まった感動的な贈呈式の模様が報告されています。贈呈式のことが書かれているブログ

クラウドファンデイングに協力させていただいた時には、お二人の演奏会を聴きに行くようなことはあっても、昨日のような親しくお会いするような機会があろうとは思っておりませんでした。この出会いまでの流れがとても不思議なものに思われます。

たまたま今月、女子大のさいたま市のミニ支部で「けっこう身近な多文化交流」という催しをすることになりました。マリアデユオのうちのお一人がさいたま市在住であることを知った私は、その準備会の席でネパールに音楽院を作ったりなさっている話などをしたら「地元でこういう活動をなさっている方もいるということでご紹介したいので、資料があったら貰っておいてください。」とのこと。

上記の事情を書いて「資料があったらお送りいただけますか。」とメールしたら、早速、活動を紹介した三つ折りの資料に添えて、浦和橋近くのカフェ&バルポンテというところで<よし地蔵展>という催しをなさる案内ハガキも一緒に同封されてきました。会期中は在廊なさる日もあることが書いてありましたが、せっかくならオープニングパーテイに参加させていただきたいと電話してご快諾いただきました。

パワフルでエネルギッシュなお二人にお会いするのに気後れしていたのですが、私のことを「ご自分たちと同じ」と言ってくださったのでびっくり。それで思い出したのですが、これまで二度ほど「自分を映し出す鏡のよう」と言われたことがあるのです。きっと昨日は明るくパワフルなお二人を鏡のように映し出していたのだろうと、一夜明けても余韻がさめやらぬ出会いを思い出しているところです。 長くなるので続編を別に書きます。

よし地蔵展

菅原しのぶ(画)藤森洋子(文字) コラボ展 カフェ&バル ポンテ 048−711−9393

平日11時30分から22時30分 毎週水曜日 第二火曜日休業

作者は金土日は全日 在廊 

10日(金)の夜は19時からマンドリンコンサート(赤木奏映)コース料理込み4000円
とりまぜていろいろ
2017.10.22
最後のブログを書いてからあっというまに一ヶ月。<質の良い睡眠をとるために9時半にはパソコンを閉じよう>と決めたらブログなかなか書けなくなってしまいました。ブルーライトカットのメガネをかけて作業していますが、それでも寝る前のパソコンは控えようかと。

この一ヶ月の間に書きたいことはたくさんあって、黒柳徹子さんが車椅子で主演なさった「想い出のカルテット」を観に行ったこと。股関節症の私は周囲に股関節置換手術をした知人が何人もいて、手術やその後のリハビリの大変さを知っているだけに骨折から一ヶ月後にリハーサルもこなして舞台を迎えられた黒柳さんの精神力に感服。最後のカーテンコールで黒柳さんが笑顔でお客様に挨拶なさるのを見て涙があふれてきました。(股関節全置換と大腿骨頭の手術では厳密にいえば違いますが。)

その会場で50年前に大ファンだったジリオラチンクエッテイの来日公演のチラシをいただきました。すでにチケット売り切れですが、急遽立ち見席を販売することを決定とのこと。立ち見で12000円は高いのでさんざん迷いましたが、同世代(やや年上)で素敵に年齢を重ねられた彼女のチラシの写真を見て<悔いが残らないように>行ってみることにしました。彼女が歌った「雨」などは、当時あまり何度も聴いたので覚えちゃって意味もわからずにイタリア語で歌えます。「今でも歌えるのかしら?」と歌ってみたらちゃんと覚えていました。若い頃の記憶力ってスゴイです。

そういえば、セルソ マシャドのギター公演を聴きに行った時、アンコールですごい盛り上がりで、<イパネマの娘>を会場の皆に歌うようにうながしたらポルトガル語(ブラジル語)で会場が合唱していました。私も大好きな曲ですがアストラッドジルベルトの英語バージョンを聞くことが多かったので原語で歌えなくて圧倒されました。

先日のスタジオプラネットでのショコラプラスの<秋のサロンコンサート>では、イパネマの娘やジリオラチンクエッテイの歌が流行っていた頃の私の青春時代の曲の数々が披露されました。<ロシュフォールの恋人たち>は私が大好きな映画でDVDも持っています。実は私の初デート、この映画を見にお誘いいただいたのでした、でも誘ってくださった相手は友達が憧れていた男の子「え?彼女じゃなくて私?」みたいなことで、でも断らないでノコノコでかけて行ったのでしたから、後ろめたいようなあまり良い思い出ではありません。でもそういう苦い思い出もひっくるめて<私の青春>に間違いありません。アンコールで歌われた<青い影>始めどれも本当に懐かしく大好きな曲の数々をプラネットでピアノ、ベース、ドラム、それぞれの演奏も素敵なら、そこにさらにチャーミングな歌声、幸せなひと時を過ごさせていただきました。

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