新しい名刺 
2016.10.09
久しぶりに、初めての方の発表会でのご利用の貸し出しを担当しました。ここ何年か貸し出しは調律さんにお願いしてまいりました。昨年4月から時々スタジオ貸し出しを私もするようになっておりましたが、過去にご利用いただいた方ばかりでしたので、今回はちょっと緊張。当日、必要項目を確認するのに作ってあるメモがあるべきところになくて焦って、記憶をたどりながら、照明の確認をしたりするようなことでした。

民俗学者の柳田國男先生などが言われたようなハレとケ。演奏会のようなハレの日はちょっとハイな気持ちになって、いつもと時間の流れも変わります。スタジオに来られる方々のそういうハイになられた雰囲気の中に居ると自分が演奏するわけでもないのに、なんとなく私まで心ウキウキしてきます。楽しく過ごされてお帰りになる皆様をスタジオから「ご利用ありがとうございました!」とお見送りするのも私には幸せなひととき。

スタジオのホームページのお引越しによりURLも変更になりました。URL記載の名刺も作り替えました。デザインお願いしたときに「3種類ぐらい下案を作ります。それをタタキ台にして仕上げていきます。」ということでしたが、お願いしたデザイナーさんは8種類も違ったデザインを考えてくださいました。どれも素敵でしたので、さんざん迷った挙句、一つには決めかねて2種類作っていただきました。

こんな感じ。(クリックすると画像大きくなります。)



もう一つはこんな感じ。こちらの方が電話他の情報は見やすそうな印象。



裏面は二つとも同じで色違い。スタジオのホール内とラウンジとエントランスの写真とおおざっぱな目安になる地図。

第4日曜日の午後は定期ご利用に
2016.10.03
思いがけない方からご連絡をいただきました。以前、プラネットで精神科医M先生が月に一度、土曜の夜に定期で主催なさっていたジャズボイシングのメンバーの方。私がスタジオの貸し出しができなくなった頃に別会場に移られたのでした。M先生は数年前に亡くなられたのですが、そのボーカルの会は続いていてまたプラネットを使えないだろうか?というお問い合わせ。打ち合わせに来られて「十数人での決まったメンバーでのご利用」というような内容を聞かせていただき、こちらのワガママな事情なども申し上げた結果、第4日曜日の午後枠でご利用いただくことになりました。

M先生のことを懐かしく思い出しています。友達の誘いで、M先生が主催なさっていたストレスマネジメントのワークショップに私も何度か参加させていただいておりました。国立代々木の青少年会館で朝から1日、いろいろなワークショップがあり、その中から選択して好きな講座を受けられるようになっていました。フェルデンクライスを始めとするボデイワークのようなものや座学。ストレスの総論のような講義の中で「これだけ聴講している人が居れば、このうちの5人ぐらいは私のことをイヤだと思う人が居るのが当然のこと。それを<皆から好かれたい>みたいに思うような考え方がストレスになっていく。」というような(言葉はちょっと違っていたと思いますが)講師の方が言われたことが印象に残っています。ストレスを解消する以前にストレスにならないような柔軟な考え方ができたら良いわけですものね。

M先生と個人的にお話ししてみたかったこともあって新宿までM先生のカウンセリングを受けに行ったことがありました。自己紹介でスタジオをしていることを話したら「実はジャズボーカルをする会場を探しているところ」ということで、懇意になさっていたピアニストさんと二人で下見に来られて、ストレスマネジメントの一環として浦和でのジャズボイシングが始まったようなことでした。M先生はスタジオに来られる前に途中のデパ地下でオリーブ始め、おつまみになるようなものを買って来られてワインを開けて会が始まるまでカウンターで次々来られる方たちとおしゃべり。先生ご自身のベースとベースアンプを「スタジオに置かせてね。」と置いてあって、ご自身が演奏なさったりもなさるお洒落な会でした。M先生は50歳過ぎてからマーサ三宅先生のところにボーカルを習いに行くようになり、都内のライブハウスなどでも歌われていました。私も一度京王プラザホテルでのクリスマスコンサートでM先生が歌われたのを聴きに行ったことがあります。マーサさんも聴きにこられていました。

ジャズボーカルでの定期利用は今月からスタートします。その会のピアニストさんを探されてご友人の紹介で地元のT氏にお願いすることになったとご連絡いただきました。そのT氏、スタジオを始めた頃からの常連さんで、今年6月の発表会で生徒さんたちの演奏のあとにT氏のピアノトリオを久しぶりに聴かせていただいたところでした。演奏がとても素敵だったので「この近くでライブが聴ける会場ってないものでしょうか?」と話したりしたところでした。お仲間内の会ですから私が聴かせていただくことは無いかとも思いますが、T氏に定期的に演奏に来ていただけるのも嬉しい気がしております。
ビルに居酒屋の〝ド派手〟な看板がついてしまいました
2016.09.17
階下のテナント工事が終わり、昨日リニューアルオープン、<豊後高田どり酒場>というのになりました<ど派手な赤と黄色の看板>で、新宿などにある居酒屋ばかりの雑居ビルみたいな印象になってしまってガックリ。かなりめげました。でもプラス思考の方から「これまでスタジオの場所がわかりにくかったのだから、初めて来る人に目立つ目印ができたと思えば。」と言われて少し気をとりなおしたところです。

三階のスタジオに上るには商店街からビル正面の階段をご利用いただいておりますが、裏の方のマンション入り口脇にも三階に上がれる階段があります。正面階段は一直線ですが、裏階段は各階ごとにぐるぐる回っています。以前はお隣のビルにお住いの方から、「階段をおしゃべりしながら降りて来られる話し声が気になるので避難階段として考えて、日頃は使わないでほしい。」と言われて裏階段はご案内しておりませんでした。何年か前にその入居者が変わりました。閑静な住宅街というわけでなく、騒々しい街中ですし、一日中そこで立ち話しているわけでもないですし、お隣に遠慮するまでもないことに思えて、今は裏階段もご案内するようにしております。一直線ではないので高齢者や小さいお子さんに安心な気がいたします。

初めて来場される人には裏階段はわかりにくいですが、定期利用の方など何度も来られているような方は主に裏階段を利用されているようです。3階の同じフロアにあるお隣のダンス教室に来られる方たちも裏階段ご利用の方が多いです。スタジオを始めた時のお隣はエステ、それから漫画喫茶になり、今のダンス教室になってから「雰囲気が良くなった。」と喜んでいたのですが、二階の今度の居酒屋はちょっとショックです。うちのスタジオは<午後枠のご利用5時終了>が大半なので、居酒屋が開店する前に来場されることが、せめてもの救いです。

考えようによっては<雑居ビルをあがったら非日常の別空間が中にある>みたいなギャップを楽しんでいただけるとも言えるかもしれません。
階下のテナントさんの工事
2016.09.11
きょうから二階の居酒屋さんのリニューアル工事が始まると、今朝になって連絡がありました。8月の末に工事する予定でしたが、ビルの看板の取り外しなどで道路使用許可をとったりのようなことで遅れたようです。「工事を遅らす。」とだけ聞いておりましたが「ご連絡遅くなってすみません」と今朝になってのご連絡。きょうはスタジオ下見でのご案内だけなので「スタジオのご利用が入っていない時でよかった!」とホッとしました。

二階の居酒屋さんはモンテローザさんという会社がなさっていて、白木屋として始まって笑笑、千年の宴と代わって、今度は焼き鳥屋さんになるようです。ビルができて21年目ですからだいたい7年に一度入れ替わっていることになります。すぐ階下ですから、いくらスタジオが遮音してあるといっても工事の音は響きそうです。15日にリハーサルでご利用の方がおいでになる時が、工事の予備日みたいになっているようでちょっと心配。でも終わりの頃だと家具の配置だとか音がしない内部の模様替えになっているのでは思います。


音の問題だけではなくて、出入り口の階段も業者さんたちが大勢入れ替わり立ち代り荷物持ったりして上がり下りしているようでも、演奏会に来場されるお客様にはご迷惑になってしまうところ。スタジオのご予約は半年前からの受付ですし、こういう工事の予定みたいなことは直前にならないとわかりませんから、そういう場合、ご利用者にはどう対処したものか?と思います。演奏会の延期をお願いするのかどうか、個別にご相談させていただくことになると思います。お隣のダンス教室は落ち着いていますし、上層階のマンションのお引越しはマンション専用のエレベーター利用ですし、二階の居酒屋さんの動向だけが気になるところです。でも今回リニューアルなさると次回はまた7年後ぐらいになるのでしょうから、当分の間は安心。
ウオッシュレット工事
2016.09.06
スタジオに男性用トイレひとつ、女性用は二つあります。その女性用トイレの奥の方の具合があまりよくないことに気がついて、ご利用者には「手前の方をつかってください。」と申し上げながら、昨日、ようやく水道屋さんに診ていただきました。あまり使われていないことが原因だったようです。「手前の方をつかってください。」と申し上げるから、悪循環となってなおさら使われないですものね。人間の体でも機械でも「使っていないと劣化してしまうのだわ。」と思いました。

最近、駅のトイレでもどこでもウオッシュレットになってきていて、「女性用の一箇所だけでもウオッシュレットにしようかしら。」と修理に来てくださった水道屋さんに相談してみました。私が貸し出し現場引退してから、ご利用いただく頻度も激減しておりましたし、この先、何年スタジオを続けるか不透明だしと思っておりましたが、ホームページのお引越しで心機一転、「もうしばらくスタジオ続けてみよう」と思うようになったこともあります。

現在使っているTOTOのものではなくて他社の製品で、多機能ではなくごくシンプルな物だったら私が思っていたより遥かにお手頃価格でウオッシュレットにできるのだとのこと。多機能な自動で蓋が開いたり閉まったり自動で流れたりみたいなことになるとお高くなるようです。男性トイレはコンセントがあるのだけれど、女性トイレはコンセント増設しなければなりません。「せっかくだったら三箇所ともウオッシュレットにしてしまったほうが。」ということになりました。あとになって「やっぱり他の二箇所も」みたいになりそうですものね。

水道屋さんから連絡受けた電気屋さんも、近くの現場に居て「今から5分ぐらいで行きます。」とのことで見に来てくださって金曜日にはコンセント工事の運びになりました。遅くとも来月中にはウオッシュレットになりそうです。

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