さくら館 I様がスタジオに
2017.04.26
さくら館のI様が先日スタジオにおいでくださいました。これまでご利用者のご紹介くださっていたことに感謝しながら、「プラネットをよりよく知っておいていただきたい。」とも思いましたので、お時間割いて来ていただいて、スタジオ内をご案内させていただく機会を作っていただいたこと嬉しかったです。

飲食中心のライブなどでご利用の方にはご紹介したこともあるグッデイズカフェという浦和市民会館近くのアップライトピアノがあるお店でランチのお約束。たまたまその日がグッデイズカフェ17周年で550円(デザートつき650円)ランチのご案内ハガキを頂戴して満席になると思われるので要予約とのこと。満席で賑わっているお店でのランチとなりました。グッデイズカフェはオーナーシェフの中野さんのお料理も、奥様手作りデザートも美味しくてお勧めです。


スタジオを主宰しながらも音楽業界に疎い私には、I様の多方面にお話しは興味のつきない楽しいことばかり。それにこちらの気持ちを汲み取ってお話しくださることが巧みなのに感服しておりましたら、それは調律師さんをなさっていたからのようです。調律師というのは他人様のピアノを演奏家の<言葉では表現できないようなこと>までも汲み取ってピアノを仕上げなければならないので、その経験から言葉以上のものを汲み取れるようになるようです。確かに事務的な要件なら「ここをこうしておいて。」で済むようなことも音のことになると「丸く」とか「硬めに」とか言ってもどういう音を目指しているのか抽象的ですものね。


そのI様がきょうお願いしてあったスタインウエイのロゴ入りの譜面台カバー(写真上)とキーカバーを届けにきてくださいました。譜面台に通常の楽譜を置いている分には大丈夫なのですが、最近はプラスチックのケースやフォルダーの楽譜を置かれる方も多いので傷がつきそうでハラハラすることも多くなっておりました。キーカバーは三色あって迷ったあげく二枚購入。黒に金文字は新色だそうです。



ピアノのカバーも20年以上つかっている間にはご利用者の方が誤ってシミをつけてしまいクリーニグに出して、なんとなくヨレヨレになったように思っていたところでしたので、スタインウエイのオリジナルカバーをきょうお願いいたしました。これまでピアノカバーは正面の印がなくてピアノの上でグルグル回してしまったりしておりましたが、今度はスタインウエのロゴが付いている方が正面になるのでわかりやすくなると思います。

ギターの発表会 終了
2017.03.24
先週の土曜日に、私がギターを習っている大坪先生の生徒さんたちの発表会がありました。スタジオでの発表会は5回目。毎回、先生にフルートとの二重奏をしていただいています。厚かましく私の拙いフルートと合わせていただく代わりに無償貸し出し。初回には私がプライベートなメールアドレスとしてもつかっているポンセのestrellita(エストレリータ)、以後、ピアソラのタンゴの歴史、ピアソラのアヴェマリア、前回は映画音楽のニューシネマパラダイス。肝心のギターの方は発表会で何を弾いたのかエチュードが多かったこともあって記憶がさだかではありません。

これまではご自宅でレッスンしている生徒さんだけの内輪の会でしたが、今回初めて赤羽や大宮などで習っているギターやウクレレの方達との合同で、二胡のゲスト演奏あり、オカリナありで変化に富んでいました。演奏後にテーブルを出しての茶話会。「ちょっとしたお茶菓子持ち寄り」ということでしたが、ワインありビールあり、お菓子やおつまみもたくさん並んで和気藹々の楽しい交流会となりました。

今回は、私がギターを始めるきっかけをつくってくださったギタリストの飯泉昌宏氏編曲のメキシコではスタンダードナンバーの<時計>を弾きました。ネットで楽譜をダウンロード購入したのを大坪先生にレッスンしていただきました。この曲は日本だと何十年も前にグラシェラスサーナさんが日本語で歌ったのが最初だったかもしれません。日本語では「時計を止めて」と歌われていますが、オリジナルのスペイン語では時計に「時を刻むのを止めて」という歌詞で、夜が明けてしまうと別れなければならない恋人との時間が過ぎ去るのを惜しむような内容の切ない歌です。

昨年の秋に義姉妹4人で旅行した先のホテルのラウンジでメキシコ人のピアニストさんが弾き語りをしていた中に、この<時計>もありました。スペイン語の歌詞で歌われているのを思いがけず聴くことができて嬉しかったです。「写真を一緒に撮らせていただけませんか?」と(スペイン語で)話しかけて「時計は私が大好きな曲。驚いたし嬉しかったです。」ということもお伝えしました。もうメキシコに帰国なさるところとのことで、タイミングよく聴けてラッキーでした。

発表会での私の演奏は褒められたものではなかったですが、大坪先生が最初のご挨拶の中で「発表会でこの椅子に(演奏するために)座ったらそれだけで100点です。(参加して人前で演奏することに意義がある)」と言ってくださったので楽な気持ちで弾くことができました。you-tubeで見るといろいろな歌手がうたっています。歌う人によって雰囲気もかなり違っています。ルイスミゲルの歌をご紹介しておきます。

スタジオに版画を購入
2017.03.14
3月の始め、伊勢丹に出向いたらエスカレータのそばで、<画業70周年記念版画/イーダ ヴァリッキオ絵画展>の案内ハガキを配っていました。「ノストラパンキーナ/私たちのベンチ」とタイトルがついた絵。色とりどりの花が咲いているイングリッシュガーデン、池の傍に白いベンチがある絵です。幸せな雰囲気に満ちていて、どこか懐かしさもあって、その日は急いで帰宅したのでしたけれど、後日出直して絵画展を見に行きました。

案内の絵葉書になっていた絵には「94歳なので94枚限定の版画」ということで作品ナンバーがついているのでした。絵そのものが気に入ったのはもちろんなのですが、94歳の方の絵って縁起も良さそう。スタジオを始めたころには、「世間一般が定年になるぐらいの年齢になったら引退」というようなことを漠然と考えていたのでしたけれど、いざその年齢になってみたらまだまだ元気でスタジオも続けていけそう。「80歳ぐらいまで元気でスタジオを続けられたら。」と思い始めている今の私には94歳の女性画家ということも素敵な人生のお手本のように思えて、さらにその絵が欲しくなりました。

懐かしさを感じたのは、ユニセフでなんどかこの画家の絵のポストカードをそれと知らずに買っていたからだったようです。会場で他の絵もみたのですが、案内のポストカードになっている絵を手元に置きたくなって購入。4月には手元に届いて飾ることができそうです。

イーダさんの卒寿記念のインタビューがありましたのでアップしておきますね。(you-tubeなので音がでます)

今週末のスタジオでの演奏会のお知らせ
2017.02.21
先日、 TUTAYAで借りたインド映画<女神は二度微笑む>というDVDは、華やかなインドの民族的なお祭りの中でのラストがこれまで見たどんな作品のどんでん返しより意表をつくものでした。「インド映画を見たい。」と思ったのは、今週末にプラネットを初めてご利用くださるギタリスト細川侑乃さんの影響。細川さんとは、昨年私のギターの先生を通じて知り合いました。細川さんはスペインでギターを学んでこられた方でスペイン語が堪能です。昨年、忘れかけたスペイン語を思い出すべく、私もちょっとお世話になりました。

細川さんは昨年インドに出かけられて、その時の写真を見せていただいたりお話をいろいろ聞かせていただきました。細川さんはインドから戻られてシタール演奏も学び始められたのだそうです。

演奏会のチラシアップしておきます。私も大好きな演奏曲目が並んでいるので聴かせていただくの楽しみにしています。

開場: 18:00 開演: 18:30
料金: 2000円
(中高生500円 小学生以下 無料)

ご予約は細川さんまで
yukinoche@gmail.com

年内の最後の貸し出し終了
2016.12.29
あと数日で2017年です。スタジオは27日で年内の貸し出し終了。「年内いつまでですか?」とお問い合わせいただいたときに、「クリスマスでのご利用ぐらいが最後」と思っていたのでそう申し上げましたら27日でのご利用をごお考えだったとのことで、そこまでの営業とさせていただくことにしました。何年ぶりかでのご利用の方で、ひさしぶりにまたお会いできてうれしかったです。今年はそんな風に<調律付きのみ>への貸し出しにしてからスタジオから離れてしまわれた方々が戻ってきてくださったことが嬉しかったです。

愛犬との別れから、なかなか立ち直れなくて、むしろその前に我が家にいたゴールデンレトリバーのバロンのことも思い出して悲しくなってしまうようなことでした。これまでなら「あら、可愛い!」と思っていたようなお散歩中のワンちゃんたちを見ても、「皆、いずれ同じ悲しい思いをしなければならないのだ。」と考えてしまったりもして。慰められたのは同じ思いをなさった方たちからの言葉で、中でも心に残ったのは、介護しながら「頑張って。」と声をかけていたのが、「もう頑張らなくていいから。」と言ったら、「飼い主にしかわからないだろうと思うけれど、本当にホッとしたような表情になって、深い息をしてそのまま亡くなった。」というお話。いまでもそれぞれの方が目をうるませるようにして想いを語ってくださいました。

ちょうど「ピアノをコードで弾く練習に」ということで、チャップリンのスマイルをとりあげていたところで、その歌詞がいまの私にあらかじめ用意されていたかのようで泣けてきます。しばらくフルートもピアノもギターも弾いていませんでした。最初に復帰したのがギター、一番下手なギターが一番心の支えになったようなことでした。フルートも音程合わせを多少はしますけれど、ギターを弾く前の弦のチューニングが自分の心身のチューニングみたいなことにもなるのかと思ったりもしました。

「弾きたい曲から始めるクラシックギター」映画音楽などの続編と二冊だされているギタリストの垂石雅俊氏のギター教室がスタジオプラネットの近くにあって、ここのところ何回かクラシックギターの発表会にご利用くださっています。先日、手元にある垂石氏の本二冊にサインを頂戴しました。来年は少しギターも上達したいです。

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